1月10日
金曜日。派手に雪が降った。私は寒い冬が好きなので雪が降るとうれしい。




天気予報で夜中は雪が降ると言っていたけれど、どうせいつものことだから山間部だけの話だと思っていた。だからか素直に驚いた。自分の日記によると、愛知県で前に雪が降ったのはほぼ1年前の2024年1月24日から25日にかけて。でもその時はほんとうに薄っすら積もっただけで、今回のように派手に降ったのは2021年の12月末のよう。4年以上ぶりの本格的な雪だった。
雪の朝は、道路の車はのろのろ運転、電車もどんどん遅延して、職場も遅刻者が多数でも誰も咎めない、全てがほどよくなあなあになっていく感じが心地よい。普段からこれでいいのになと思う。
夜は職場の人とささやかな飲み会があった。今朝の雪でどうなることかと思ったが何とかなった形だ。私の席の前任者の人も途中から参加し、半年前に生まれた赤ちゃんの写真を見せてもらった。自分の今後の人生の可能性を一瞬考えて、やめた。
1月11日
土曜日。町内会の人がわざわざ自宅に来てくれた。引っ越し前に、町内会に入りたい旨を会長さんに電話で伝えていたのだ。その際には「若いのにめずらしい、本当に入っていいのか」みたいなことを言われて印象的だった。いつまでも私たちが入会の手続きに進まないから、来てくれたのだろう。申し訳ない。会費を支払って、活動内容を聞いた。どこにでもあるような町内会と一緒で、たまに輪番で役員が回ってくるとのこと。イベントはそんなにないらしい。
ぶっちゃけ町内会に入りたいとは思わないが、入っておいて損はないかなと思っている。今後、面倒な「あの人町内会に入ってない」とかいう無駄なヘイトを受ける可能性を消せるのなら月数百円の会費は安いもの。リスク管理用のサブスクだと思うことにする。
昼間に部屋にいると、庭の木に野鳥がよく飛んでくる。平日は仕事で家を空けているから分からないけど、週末だけでもよく見るから普段から来ているのだろう。今日はお腹のオレンジ色が特徴的なジョウビタキが来た。田舎の人間なので主な野鳥はだいたい分かる。小中学校でそういう英才教育を受けるのだ。ジョウビタキは人への警戒心が薄いのか、部屋の中から窓辺に近づいてカメラを向けても逃げない(他の野鳥は人の気配を感じただけで逃げてしまう)。


1月12日
日曜日。午前はひとりで買い出しをしていて、帰ってきたら家にルンバがいた。夫が買ってくれたらしい(助かる)。
私の想像するルンバイメージというものは、ルンバというものが開発され世に出た当時で止まっていた。だからあまり多くの期待をルンバに寄せていなかったが、想像いていた以上にルンバは賢い。勝手に部屋の間取りを作成してリビングやダイニングや洗面所を認識し、障害物をうまく避けてキワまで掃除してくれるし、自動で充電器へ帰ってルンバ内に吸ったゴミまで回収してくれる。アレクサとの連携も便利。一方、思ったよりうるさいことと暗闇での作業が無理(段差に引っかかってエラーになりがち)なのは意外だった。でもとても助かっている。不相応にデカい家を買ったから、不在時に掃除してくれるだけでありがたい。欲を言えば2階にももう一台欲しい。でもルンバって高いんですね。
午後。ウッドデッキに知らない猫が来ていてビビる。耳がさくらカットされているかは目視できなかったけれど、かなり人間に慣れているこの地域の猫だと思う。デッキで洗って乾かしていたゴミ箱に攻撃したり、ウッドデッキで寝そべったりした後どこかへ帰って行った。また来てくれるとうれしい。
1月13日
月曜日。成人の日というと思い出すことがたくさんあるけれど、もう過去にこのブログで書いている気がするから、やめておく。
野菜が高すぎる。スーパーには薬の末端価格みたいなキャベツしか売っていないし、比較的お手頃な野菜は軒並み品切れ。百姓一揆にでも遭ったのかと思うくらい、がらんどうな陳列棚の中で立ち尽くしてしまった。それでも野菜がどうしても食べたくて、夜は夫と食べ放題系しゃぶしゃぶチェーン店に行き、これでもかと野菜を食べた。満足。
1月14日
火曜日。年初の仕事はしんどい。
在庫処分飯を作ったら朝ごはんみたいな夜ご飯になった。餅がまだ結構あまってしまっている。
1月15日
水曜日。仕事を恨めしく思う気持ちで発電ができたならエネルギー革命が起こり私のノーベル賞受賞待ったなしだと思う。化学賞と平和賞をダブル受賞しちゃうかもしれない。
大量にあるじゃがいもを使い、ガレットを作った、私はじゃがいもをより薄く、よりパリパリに作るのが得意だと思う。
1月16日
木曜日。テレワーク。昼頃、1月12日に来た知らない猫がまたやってきた。
毎日昼過ぎにここへやってくるお散歩ルートがあるのかもしれない。普段は平日は出勤していて不在だし、土日を外出していることが多いから知らなかっただけで、もしかしたら毎日のように来てくれてるのかもと思うと嬉しい。人間たちがいない間に動物たちだけの暮らしがあることの不思議を思う。
1月17日
金曜日。退勤時に星野源のアリーナツアーのチケット当選を確認した。とてもうれしい。星野源は、私が中学時代の頃から応援している数少ないミュージシャン。当時はまだソロデビューもしていなくてSAKEROCKというインストバンドを組んでいた。高校受験の勉強期に力をもらった音楽だ。そこから星野源がソロになり、SAKEROCKが解散して、星野源が信じられないくらい大衆的なスターになってチケットが取りづらくなっても、幸運なことにライブに行き続けることができた。コロナ禍以来のツアーで、今度こそダメかもと思ったけれど何とか当選して、10年以上追いかけているミュージシャンをまたリアルタイムで見ることができて嬉しく思う。
当たった。縁起いい。明日から共通テスト受けるフォロワーのみんなは絶対いい結果出る。ありがとうありがとう… https://t.co/erpRfOLpfQ
— 八月 (@koseee_) 2025年1月17日
1月18日
土曜日。世間は大学入試共通テスト。私は何年経っても新しい名称に慣れず、未だにセンター試験と言ってしまい、いつかJRを国鉄というご老人みたいになってくのだろうと考える。私はセンター1度目で失敗し、2回目を受けている、つまり浪人している訳だけれど、その1年の遅れが自分の人生に悪い影響を与えたと思ったことは一度もない。みんないい結果が出るように祈る。