土曜日。今日は植物たちの冬支度をする。暖冬とはいえ、さすがに朝の気温は10度以下を下回るようになってきた。そのため、家にある多肉植物のうち暖かい国や地域の原産で寒さに弱いものは家の中に取り込んで冬越しする必要があるのだ。寒い中で作業するのは堪える。
だったら暖かいうちに家に取り込んでおけばいいのではないか、一年中ずっと屋内で育てればいいのではないかと思う人もいるだろうが、そうすることが必ずしも植物にとって良い事ではないのか難しいところ。通気性のよい屋外で育てたほうがいいに決まっているし、植物用の育成ライトも太陽光のパワーには及ばない。植物が死なない程度の暑さや寒さにさらしてストレスを与えたほうが株が強くなる。そんなこんなで、毎年ギリギリまで待ってから屋内に取り入れるのだ。
とりあえず今の外気温に耐えられなさそうな植物はすべて取り入れた。植物一つ一つをについて、虫がついていないか確認して防虫スプレーを吹きかけて…とやっていたらかなり時間がかかった。
そのほかのまだ寒さに耐えられそうな植物や冬型で寒さが得意な植物は外に出したまましばらく様子を見る。同じ多肉なのに生態がそれぞれ異なっていて、何年園芸をやっていても不思議に思う。そして、何年やっていても枯らす時は枯らす。今年はなるべく犠牲を払わずに越冬できるといいが…。
