水曜日。暑い。朝はよく晴れている。ここからまた天気が崩れてくるらし。週末は夏フェスだから、それまではなんとか持ち堪えてほしい。貴重な晴れ間なので植物の手入れをする。
ワイヤープランツ(左前のもじゃもじゃしたやつ)、冬に葉が落ちて春になってもなかなか新芽が出なかったけど、根っこをこれでもかと整理したら見違えるほど復活した。ハオルチアとかもそうだったけど、根が伸びる植物はちゃんと毎年整理してあげないとダメだなと改めて思うなどした。
思えば、植物はインテリアとして手軽に導入しやすいけれど、部屋をおしゃれに飾り立てることと植物を健康に維持することは相性が悪いと感じる。根を整理するとなると完全に土いじりになるし、虫の相手もすることになる。植え替えをするので新しい用土もいる。土いじりをすることをおしゃれだと感じるかは人によると思うが、部屋をいい感じにしようと気軽に植物を購入した人にとっては、土まみれになる作業はおしゃれとは対極にあるように感じる。ハードルの高い作業だろうなと思う。
友人に、ワイヤープランツを屋内で育てていて何株も枯らしている人がいる。(ワイヤープランツは草に見えて実は低木なので屋内は向いていない。外で土に植えれば放置してもすぐもじゃもじゃになる生命力。)100円から買える安価な植物だから、切花感覚で割り切って消耗品として楽しむのも一つの方法かもしれない。私もかつては部屋をおしゃれにしたいだけのミーハーだった。それがこんなことになろうとは。私のように安価な植物をわざわざ春に仕立て直す人の方が少数派だろう。
(※根を整理する前。葉が少なく明らかに元気がない。)
オルテゴカクタス・マクドガリーという多肉植物が面白いことになっていた。株の下の方が、油性ペンで塗ったような鮮やかなピンク色になっている。
これは老化現象でこのような色になっている模様。他の多肉植物でもある程度長く育てていると下の方から老化して木質化することはあるけれど、こんな鮮やかな色に変わるのは初めて見る。元々が淡い緑の植物だから余計に鮮やかな色になるのは不思議。私もこんなふうにエキセントリックに加齢したい。ビビッドピンクの老人になりたい。しみやシワに悩まされるんじゃなくてピンクになったら絶対かっこいいと思う。