高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

雨の陶器まつり

 日曜日。岐阜県多治見市で行われている「たじみ陶器まつり」に来た。多治見市といえば暑さで有名な町だけれど焼物の町でもある。岐阜県は焼物で有名だ。屋台やキッチンカーの出店もいっぱいあって、地域のお祭りとして雨降る中でも人でごった返していた。まずは腹ごしらえ。


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 本格的なキッチンカーが多くて驚いた。岐阜県は観光の街だなって思う。名古屋にはない、観光に対する慣れみたいなものを感じる。地域の祭りに警察が出動してクルマの誘導も完璧にこなす感じとか。

 途中から雨足が強くなってあまりに苦行だったから買い物もそこそこに帰路に着いた。岐阜の秋は寒い。重たい焼物を抱えて傘で寒い土砂降りを歩くのは新手の修行だった。

 戦利品。澤田勇一朗さんのマグカップ。他に鉢も買った。新潟県燕市から出店に来ていたらしい。黒い器だけが並んだブースがとてもかっこよかった。内側に銀色が塗られた器にも惹かれて買うかどうか最後まで悩み見送った。そのうち後悔するかもしれない。

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北川和喜さんの鉢。多治見で活動している鋳込み専門の陶芸作家だそうだ。カラフルでエキセントリックな器でとても目立っていた。他にも鉢をいくつか買った。

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 これはバリダもセットで付いてきたのだけど、多肉植物の生産者に格安で売ってもらったらしい。生産者のなかには「商品価値を損なわず均一に育てること」を目指していて、こういった木質化したマニア垂涎の特異な植物に全く興味がない(寧ろ許さない)人もいるのだそう。植物セットでありえないくらいお手頃に買えてしまった。

 岐阜県は他にも陶器祭り的な催しがあるので、予定が合えば行きたいです。