高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

雑感

 火曜日。今日の弁当。

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 2020年秋に始めたはてなブログ。気づけば100人を超える購読者がついていた。たくさんの人に読んでもらうために始めたわけではないけれど、なんだかんだ、読んだ人に反応を貰えるのはうれしい。
 過去に、ウェブページのドメイン変更作業をやっていて、それ以前にブログ記事に貰った読者からの反応が全部消えてしまい不貞寝したことがある。自分がこんなにも読者の反応を大切に思っているとは思わず、自分自身がびっくりな出来事だった。 私のブログは所謂「雑記ブログ」だから、そんなに読者が付くとは思っていなくて、意外だったのだ。

 私の好きなミュージシャンの一人に柴田聡子という人がいて、だいぶ前に「雑感」という楽曲がリリースされた。歌もメロディも手放しで最高と言えるくらい良いけれど、とりわけ歌詞が本当に素晴らしい。「雑感」というタイトル通り、思ったことを徒然なるままに並べたような歌詞。くるくると話題が移っていく。一見すると誰でも思ったことがあるような、または思いつきそうな言葉が並ぶ。なのにすごく刺さってかっこいいのだ。

雑感

雑感

  • 柴田聡子
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 他人が考えていることって、どうして魅力的なんだろう。この楽曲を聞いて最初に思ったことだった。もちろん柴田聡子は優れた詩人でもあるから、ただ思いついたことを並べるんのではなくて、い試行錯誤のうえで作品になりうる歌詞にしている。けれど、他人が考えごとをしているときの、思い浮かべては消えていく話題の様子、話題から話題への奇妙な飛躍、たまに見え隠れする各話題の共通点に気づく驚きや面白さそのものが楽曲になっていて、本当にびっくりしたのだ。全ての人に、ぜひ歌詞を読みながら聴いてみてほしい。