高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

近況(秋編)

 土曜日。種から育てた実生のモンソニア・ムルチフィダに花が咲いた。うれしい。花は白色だった。ピンク色もあるらしい。遺伝の仕方で色が変わるらしい。生物の授業みたいだ。

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 9月になってしまった。下半期はもう7月から始まっているはずだけれど、自分の体感的には9月に入るとなんとなく「今年も残り少ないな」という実感がある。夏嫌いの私にとってこの夏はなかなかに過酷で、極力外出することを控えていたせいか、充実感が無くあっという間に過ぎ去ってしまった。もったいないなと思う。

 酷暑が始まっていた7月に私は異動した。新しい仕事はしんどい。組織の改組を短いスパンで繰り返しているためか、仕事の流れが確立されておらず、マニュアルも整備されていないし、過去の蓄積もきちんと管理されていない。前任者もそこを整える暇もなく、半ば感覚的に業務をこなす状況だったようだ。
 そんな中で、感覚もなにも携えていない状態で、手探りで行う仕事はしんどい。たぶん、新卒でここに配属されたら病むだろう。だから新卒ではなく、前部署で激務を耐えてしまった私が飛ばされたのかもしれないけれど。

 ここ最近、仕事と寝ること以外にうまく時間を使えていない。帰宅すると深刻な眠気が襲ってきて、適当に胃に固形物を押し込んで寝落ちするように眠る。本を読んだり、録画した番組を見たり、この日記をつけたりする気力がなくなっている。ツイッターからすら遠ざかってしまっている。使った皿をその日のうちに洗えない。洗濯物も溜まっていく一方だ。ずっと疲れている。そして寝ても寝ても疲れている。あまりよくない傾向だよなと思う。原因もよく分からない。単純に酷暑による疲れのせいか、仕事のストレスのせいか、私が単に怠けているのかもしれない。
 でも気持ち的には、もっと自分の時間を有効活用したいと強く思っていることは明白で、それなのにその時間をぼーっとすることや、惰眠をむさぼることにしか充てられていない。たぶんあれだ、ほとほと疲れ果てているのだ。暑い夏に体は疲弊し、神経をすり減らす仕事に精神も疲弊しているのだ。パトラッシュ、僕もう疲れたよ。でも労働から解脱するあてもない。完全に生活不全に陥っていると思うので、とりあえず早く生活を立て直したい。