高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

やる気がなくなりました

 金曜日。朝からよく晴れてある。それでも明日からは天気が崩れるらしい。GWを狙い撃ちするかのように雨が降る日本。私にGWらしい予定はないからどうでもよいが、買い出しとかは行きたいから晴れていてほしい。

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 最近、仕事のモチベーションが下がってしまって、弛んでいるなと思う。いや、正確にはもともと私に仕事をする上でのやる気みたいなものはないが、社会人として最低限のちゃんとしていたいという負のモチベーションみたいものはあった。ミスしたくない、怒られたくない、使えない奴だと思われたくない。だから負のモチベーション。でも、そういう最低限のことさえどうでも良くなってしまった。

 なんか、もう正しいことを正しいと言えない職場なんですよ、反町隆史みたいなことを言って申し訳ないんですが。職場事情を詳しく書けないから例え話で失礼するんですが、例えば今読んでくださっているあなたの会社が運営しているテーマパークがあるとします。TDLみたいなのを想像してください。そのテーマパークにある歩道の一部が陥没してしまい、転んで怪我する人が続出したら、まずは陥没した穴を塞ぎますよね? 穴を塞げば迅速に解決します。会社が運営している場所で利用者に不利益があるんだから当然です。
 でも「歩道の穴を塞ぐ」と正しい解決策を提案しても「他にも探せば穴はあるのに一つだけを特別扱いして直すわけにはいかない」とか、「注意看板を置いて凌ごう」とか「そもそも予算がない(※予算はある)」とか「足元を見て歩かない利用者が悪い」とか、そういう話になるのが私の職場なんですよ。さらには「この案件を所掌している〇〇部長を敵に回したくない」とか、パークの施工業者は社長とズブズブとか、どうでもいい話も出てきたりして、とにかく全てをひっくるめて「歩道の穴を塞ぐことはできない」という結論になる。利用者のことを考えると「穴を塞ぐ」以外にないのだけど、それを言えば「確かに正しいんだけど、そう単純な話でもないから」と返ってきてしまう。

 こんな状況の職場で、明らかにすべき事が分かっていたとしても、それを絶対にできないという強固な結論だけが先に用意されている。それができないことを説明するに足りる理由づけを、あの手この手を尽くして考え出さなければいけない毎日だ。私はそれにうんざりしてしまった。どんな場所にも必ずしがらみはあるから仕方ないっちゃないんだけど、あまりにそんな事ばかりがありすぎる。そういった予定調和をすることこそがこの職場の仕事なんじゃないかって思ってしまうほどだ。たまに業務中、我に返って冷静になり、いったい何やってんだろうな〜って笑えてしまう。そんなこんなで、私は負のモチベーションさえも費やして、ただひたすら虚無の労働をしている。なんか、こんな仕事で評価されても仕方ないなって思ってしまったのだ。おまけに最近閑散期で余計にしんどい。忙しくするのは体力的にしんどいが精神的には楽だ、余計なことを考えずに済む。割り切って働けるくらいのドライな大人になりたい一方、こういう感情を忘れてしまいたくないとも思った。

 辞めてしまえば楽になれるし、いっそ辞めてしまいたいなとも思う。でも今後何があるか分からない人生のことを考えたら、今の職場で心を無にして働くのがおそらく一番安定することが分かってしまうから余計につらいな。どこか、いつどうなるかも分からない出産適齢期の妙齢の女(新婚)を受け入れてくれる転職先はないだろうか。おそらく余程の人材難でもない限り無いだろう。生きづらい社会構造だな。と他責しつつ、まあ今後も転職活動続けながら細々と働きます。

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仕事終わりに久々にピザ食べた。華金