高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

休日つれづれ

  日曜日。雨。時間に追われている。週末の自分には「やらねばならぬ事」と「やりたい事」とがあって、まあたいていは前者が優先されるわけで、午前中はバタバタしてしまった。雨降りの洗濯問題は過酷。マンションの前の道路を挟んで反対側すぐにランドリーがあるとはいえ、大量の布は重い。今週末に乾かなければ困る最低限のものだけ持って行った。ドラム式洗濯乾燥機ほしい。

 午後。Amazonで注文していた、ほそやゆきの『夏・ユートピアノ』が届いた。春のアフタヌーン四季賞で大賞をとった宝塚受験を題材にした短編を読んでずっと活動を追っていたのだ。もう何回も画面上で読んだわけだが紙になって手の中に来るととても嬉しいのだった。

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 すごく劇的な展開があるわけじゃないし、どちらかという静溢で淡々とした穏やかな物語なのだけど、それなのに(それだから?)とても強い印象を自分の中に残していた。たぶん好みが分かれるタイプの漫画だろうけど私には鋭く刺さったわけだ。一時期は卑しくも、作者の名前で過去の活動の痕跡を探したり、個人サイト上にアップロードされていた過去作を読み漁ったりもした(もう公開されていないようだ)。手元に残していくことが出来てとてもうれしい。

 昼過ぎから高速道路を走っていつも行く植物屋さんへ行った。だいぶ久々だ。冬の間の私たちは園芸オフシーズンみたいな感じになってしまい、自宅にある植物たちを世話するだけに留まっていた。つまり最近新たな植物と出会いがないのだ。

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 ここのお店は信じられないくらい良心的な価格で植物を販売してくれ、さらに店主さんもとても親切だ。聞けばなんでも教えてくれるし、聞かなくても話しかけてくれる。脱サラして開業したっぽいから、本当に植物が好きで営業されているんだな、と感心する。
 このお店は買取にも力を入れていて、中には自分が育てた植物をこの店で売ってセミプロみたいな感じで副業をしている人も多いらしい。園芸業界は趣味が高じて副業を経て開業する人が多いから、ああ、こんな風に人は生き方を変えていくんだな、と思った。そんな暮らしも憧れるけれど、我が家でそれをやるには圧倒的に敷地が足りないな。持つべきは親族から相続する広大な土地だと思う。田舎に広大な土地を所有して、ビニールハウスを建造して大量栽培したい。


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 買ったもの。左はクラッスラ・デセプタ。自生地では小石に擬態して見分けがつかないらしい。右はパキポディウム・ロスラーツム。まだ小さい。葉が鮮やかな黄緑でもの珍しかった。ここから枝が伸びていくよ~という場所を生長点を言うのだけど、既に生長点が5つあって将来が楽しみになる。

 スーパーで県内のいちごが安く売られていた。安価においしいいちごを買える数少ないシーズン。ヘタの近くまで赤色でとても甘くておいしかった。愛知の蒲郡産。あまおうに負けずに頑張ってほしい。

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(この漫画がとんでもなく大切なお守りになる人がたくさんいると思いました。)