日曜日。今日は名古屋市内にある坪井健樹園で植物の販売イベント「樹祭」があり、同居人についてやってきた。樹、とあるが樹だけじゃなくて草も売っており、私たちの目的は主に草だ。
坪井健樹園というのは、市内では屈指の品揃えを誇る老舗で、ごく普通の園芸品種から珍奇な植物まで幅広く売っている。多分、市内のビカクシダな好きな人は一度は来るんじゃないだろうか。ここの一画で国内外からいろんなショップや生産者が出店して即売会みたいなイベントを行うのだ。
珍奇な植物というのは主に外国、とりわけアフリカや熱帯などから来た珍しい外国の雑草や木、またはそこから品種改良された園芸種たちのことだ。珍しい植物で種から増やすのが難しいものや、そもそも人為的な育成が難しいものは、野生のものが密猟されて出回ることも多いのが現状だったりする。だからこういうイベントで、身元のはっきりした生産者や業者から正規ルートから買えるのは大事なことだ。
（店舗外観。味わい深い面構え。）
イベントは昨日と今日の二日間開催だ。初日は目玉の植物を買おうと熱烈なファンが押し寄せ、何万円もする植物が飛ぶように売れる。私たちはどうしても希少な植物が欲しい、というわけではないからのんびり2日目に参戦。整理券をもらって定刻に入場。メイン会場のハウス内ではDJブースもあって知らないオシャレな音楽が流れていた。
会場内は男性客が多く、若年層から年配の方達まで幅広くいた。女性が支持層に多い園芸界隈にこれだけ男性を呼び込んだ珍奇植物は単純にすごいと思う。なんだかんだ結構買った。
戦利品。ちまちましたのを買ったが結構な金額になった。万札握りしめながらの園芸である。写真真ん中ほどにある芋みたいのは、ステファニア・カウィーサキーという丸い葉が出る芋の仲間だ。普及品種のステファニアは持っているしどこでも買えるけれど、これはそもそも売っているのを初めて見た。（タイの農家さんが出店しており、英語で営業トークされてびっくりした。）ずっと探していたものだし、この機会を逃すとしばらく買えないだろうな〜と思って購入。本日最高額。
（普及種のステファニア。今日買ったのはこれより青白い葉が出る予定。）
さらにずっと探していた球根植物のハエマンサスか売っていたので喜んで購入。これも売っているの初めて見た。地面に平たく葉っぱが出ていて可愛い。
夜はよく行くお店で同居人と忘年会&新年会をしてきた。メニューの値段を見てここにも物価高の影響を悟った。仕事は年々世知辛くて、新年度もきっと大半なことしかないんだろうけど、助け合って生きていけたらいいなと思う。明日から仕事だ。
