金曜日。文化の日。三連休で稀に見る晴天だったから、せっかくだし遠出しようということで飛騨高山へ向かうことにした。愛知県に住んでいると、飛騨高山に行ったことがないという人はほとんどいない。県境は越えるし、日帰りで十分要所を回れるからちょうどよく旅行感が出てよいのだ。私も何回訪れたかもう分からない。高速道路で3時間程度で行けるだろうと向かったら、この日の名神は飛騨までのルート上で3件の交通事故が起きており、結果的に目的地に着くまでに5時間もかかってしまった。その間、車窓から飛騨の山々の紅葉を見ていた。名古屋から高山市へ向かいに連れて、少しずつ秋になっていくように山の色が変わった。飛騨高山は紅葉シーズン特に人気だ。
(←愛知県 岐阜県→)
高山市内の道路標識。有名な観光地の呼称「古い町並」はいたるところに見られる。行政が一丸となって観光業を後押ししている様子が見受けられる。
飛騨高山いえば飛騨牛。名店「こって牛」の牛握りはせんべいの上に握りを乗せてくれる。食べ歩きに特化した形。他にも牛握りのお店はいくらでもあるけれど、この店が一番おいしくて、訪れた際には絶対に食べるようにしている。牛串は本当にそこらじゅうに売っていて、手当たり次第に食べた。団子や五平餅も食べた。
高山市図書館である「煥章館」。明治期の学校の校舎を模した建物。ミントグリーンの塗装が美しい。「氷菓」の聖地巡礼で来ているっぽい人がたくさんいた。
図書館の垣根になっていたドウダンツツジが見事に紅葉していた。この写真は加工はしていなくて、本当にこの写真のように真っ赤に紅葉する。春になると、よく花屋で枝ものとして人気だけれど、紅葉がここまできれいだと知っている人は少ないような気がする。
高山市の商店街を歩いていると、素敵な路上園芸があった。こういう場所は誰ともなく始めたこういう園芸を見るのが私は好きだ。思わず撮ってしまった。
色々食べ歩いて、最後はいつも恒例の「稲豊園」で猫子饅頭を買った。なんともいえない猫の顔を模した饅頭。隣家の路地裏の猫をイメージして作られているらしい。皮も餡もすべて味が違うという、途方もない手間がかかっている。インスタ映えを狙った商品かな?って勘繰る人もいるかもしれないけれど、老舗の和菓子屋さんが作っている美味しいお饅頭だからぜひ食べてみてほしい。個売りでも買えるから食べ歩きも可能。
後日談だけれど、このキュートな猫たちのことをツイートしたらバズってしまい、公式様のオンライン注文数が急に増えたことで、公式アカウントからリプライをもらうことになった。多くの人に猫を知ってもらえてよかった。
「No Cat, No Life」と書かれた紙袋に入れて商品を渡してくれる和菓子屋のイカした猫まんじゅう食べます pic.twitter.com/0cTdYqpGDT
— 八月 (@koseee_) 2023年11月8日
食べ歩きは何度やっても楽しい。毎日行きたい。