水曜日。5時半に起床。寝不足のはずなのに嫌に目がさえて落ち着かないので寝床を出た。水切りをしていた食器をしまい、資源ごみをまとめ、そのあとはしばらくぼんやりしていた。疲れた。ひどく疲れている。三連休が終わって一日出勤しただけなのに、その一日の労働がなかなかに堪える。その日その日の労働がとてつもなく重たいのだ。このまま終わりのない終電間際までの労働を続けて、賃金を得て、疲れ果てた私はどうなるのだろうと途方もなく思ってしまう。
7時ごろ同居人起床。寒いから今日はめずらしく熱々の煎茶にした。でも急須と湯呑みがないからへんてこなことになってしまった。おいおい湯呑と急須も買いたいな。使う暇もないくせに物欲ばかりが燻っていて困る。久しぶりに煎茶を飲むとおいしすぎて純粋に驚く。ここのところは緑茶を飲むにしてもペットボトルのものばかりだったからなあ。いや、最近のペットボトルのお茶もおいしいんですけどね。なんでも作り立てのものは美味い。真理。
今朝は日差しが暖かいから、部屋中の植物を窓辺に集めて日光浴させて出勤。
仕事。本日も朝からハードモードが続く。ひょんなことから、仕事をしている自分がYouTubeで晒されていることを知る。どうやら外の人がウチの窓口を利用する際に手に持っていたスマホで隠し撮りをしていたらしい。弊職場に来て窓口でどのように手続きをするのかを解説した動画だった(撮影についての許可は尋ねられなかった)。
だから映っているのは私だけじゃなく職場の人たちも映り込んでいるのだけど、窓口対応をしていたのは私なものだから、メインで映っていたのは私だ。自分としては、まさか撮られていたとは、といった感じ。今どき手にスマホを持ちながら窓口に来る人なんていくらでもいる。道を調べながらやってくる人も多い。だから手にスマホを持っているくらいで警戒していたらキリがないのだ。動画は、明らかに盗撮といった感じのアングルで、あまりいい気分はしない。コロナ禍になって初めて、マスクをしていてよかったなと思った。あと、いつどこで私の仕事ぶりが晒されるかわからないなといった心境。下手な対応をしてしまったらこうやってネットに晒されるのだ。当たり前のことを自分ごととして実感した。常に晒されることを踏まえて仕事しなければいけない。窮屈に思えた。
私が晒された動画については、職場として削除を要請するよう対応することになった。幸い、まだほとんど再生されていなかったから、早いとこ気づけて良かった。ほんと、とんでもねえ時代になったもんだなと思った。
0時を少し過ぎたころに帰宅。Twitterのフォロワーさんのお店のポストカードが届いていた。そのまま飾れそうで素敵なカードだ。裏にいろいろなメッセージが書いてあってうれしかった。来月は残業代で小金持ちに慣れそうだから、お買物させていただくのが楽しみ。最近は散財くらいしか楽しみがなかったりする。忙しい人がなぜあんなにも散財に走るのか、ようやくわかり始めた夜更け。