高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

流星群の夜

 月曜日。空気が澄んでいて心地よい。ピクミンとともに最寄りの地下鉄駅まで30分程度かけて歩く。月曜日は社会復帰のリハビリだからほどほどに頑張れば大丈夫と思いつつ、今日も遅くまで働くのだろうなと思う。

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 22時ごろ仕事から帰ってきてポストを覗く。本日は同居人が夜勤のため不在。ポストの中に宅配で取り寄せた同居人へのプレゼントが入っていた。ポストに入るか心配だったけど大丈夫だったらしい。定期入れが欲しいと言っていたから、長く使えそうなものをということでマルジェラのものにした。小銭も入れられる奴がいいと言っていたし丁度よいと思う。中に手紙を書いて入れ、箱をしめてクローゼットの奥へ隠しておいた。しばし眠っていてもらう。
 同居人は誕生日とクリスマスが非常に近い。だから毎年毎年悩んでしまう。誕生日とクリスマスにそれぞれプレゼントをあげるか、二つまとめて豪華なものをあげるか。その時点で悩ましいし、そもそも両方とも同じシーズンのイベントになるからネタ切れ感がある。マフラーも手袋もアウターも耳当てもすでに贈ったことがあって、もうそろそろ手札がしんどい。自分より年上で自分より収入のある成人男性は、そもそも本当に欲しいものは自分で買ってしまえるはずで、だからこそプレゼントは「自分では買うほどではないけど貰ったらうれしいもの」という絶妙な場所をつく必要があるのだと思う。ということで、多分パスケースにこんなにお金を出さないだろう、という算段でこれにしたのである。

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 正直自分が欲しいくらいで腹立たしいなと思う。でもまあ仮にも好きな人に「あなたが使っている財布と同じとこのやつとか、かわいいよね、あの4か所縫ってあるやつ」とか言われたら、そこから買わないわけもいかないでしょう。喜んでくださりますように。これをクリスマスに贈るか誕生日に贈るかはまだ決めていないのですが。
 正直クリスマスに何を祝うのだという感じに無宗教だから、誕生日の方がいいかもしれないなと思ってきた。うん、そうしよう。クリスマスはいつも通り普通に美味しいご飯を食べるだけの日だし、祝うなら誕生日の方がふさわしいだろう。思えばクリスマスはなんで恋人の祭典なんて変な雰囲気になってしまったのだろう。クリスマスの成り立ちを考えれば、宗教的な行事であることはあきらかで、日本ほど商業的な行事としてしか取り扱わない国もないだろうと思う。だから恋人の祭典というのも、それによって利益のある業界たちが仕組んだ幻のようなものなのだろう。クリスマスを家族や友人と過ごすだけでもいいはずだけど、恋人の祭典にすることで盛り上がる業界があるんだよね。バレンタインもホワイトデーもハロウィンも成人式もみんなそう。嫌だね。クリスマスなんてなくても大事な人を大事にしたい気持ちは変わらないはずなのに。