月曜日。11時ごろ起床。目覚ましをセットしない場合の私の起床時間はどうやらこれらしい。立ち上がって、激しいめまいがして思わずしゃがみこんだ。疲れが取れていない。当初は年次休暇を取るつもりなどまったくなかったけれど、取っておいてよかったと過去の私を認めたくなった。昨日東京駅で買ってきた、本当は福岡銘菓な東京銘菓ひよ子を茶請けにコーヒーを飲んだ。
今日はもう一歩も外へ出ないぞと息巻いて、コーヒーを飲みながらTverでキングオブコントを観る。空気階段が優勝したことは既に知っているから、変なドキドキもなく落ち着いてみることができた。蛙亭が最初っから飛ばしてくれたからいい流れ場できて全組とにかく面白かった。蛙亭はMVP。空気階段の裸でロープぐるぐる女王様のネタと、ザ・マミィの浮浪者に絡む汚いミュージカルが面白かった。男性ブランコも好み。マジラブは個人的に好き。でも息ができないくらい笑ったのはうるとらブギーズの佐々木テビシがモーガン・フリーマンのネタだったかも。笑いすぎて涙が止まらなかったしモーガン・フリーマンはずるい。
最近、地上波の番組でわざわざ録画をしてみるのは、お笑いか、有吉かマツコが出ている番組だけになってしまっている。あとかろうじて関ジャムくらい。ドラマも本当に観たいものはアマプラとかで配信された時に観るし、そもそもテレビを見る時間がないな。高校生以降はテレビはなんとなく観るものではなくなって、観ようと思って観るものになっている気がする。もっと無為な時間をだらだら過ごしたい。いつからこんなバグみたいな日常になった?
普通の会社(いわゆる営利企業)に勤めている友人知人にはなかなか理解してもらえないけど、公的機関は金の力では動かない、一筋縄ではいかない世界だ。営利企業の場合は、利益追求がそもそもの原理であるから、基本的には利益を上げるために頑張れば見返りがもらえる構造になっていると思う。だから下請けは仕事をくれる取引先に逆らえないけれど、お金を投資すれば大体のものは手に入るのだと思う。いくらでやって、と言えば取引先は動くし、仕事を追い求める側も、その仕事を掴むために頑張る。お金のために人が動くことは残酷な面もあるし、実際こんなにうまく行くことは無いんだろうけど、単純明快な仕組みでもあると思う。
公的機関は完全に政治の世界だ。そもそも利益追求を原理としていないから、たくさん仕事をやったところでお給与に反映されない。だからほどほどに働くのがいちばんコスパの良い働き方になる。人に動いてもらいたいときにどうするかというと、権力によってだと思う。あらゆる力関係によって人が動く。部下が上司のいうことを聞くように、人を動かすには力学的な差異が必要だ。たくさん働くことでお給与に反映されないから、うまく事が運ばなければ仕事の押し付け合いになる。基本的には何にも気づかない人がいちばん得で、気づく人には仕事が押し付けられる体質だ。
そんなとき、相手が自分の同期だったり、旧知の人であったり、これまで持ちつ持たれつの関係があったりすると、話が恐ろしいほどすぐ通る。なんでも杓子定規に処理できる仕事ばかりじゃないところ、相手が分かっている人だと、こちらの事情も察して便宜を図ってくれる。反対に、相手から自分が頼られた場合には、最大限期待に応えるようにする。その積み重ねで成り立っているのが公の世界だと思う。人間関係が仕事の流れに直結するのだ。
もちろん、営利企業にも政治の側面はあるし、公的機関にもお金で動く人がいないわけではないけれど、やはり公のお仕事は、人間関係の構築が肝なんだと思う。自分がパソコンでカタカタやって終わるだけの仕事ならいいけれど、たいがいの仕事には同じ組織内の別の部署が関わったり、外の公的機関が関わってきたりする。そういう時に、私みたいなぺーぺーがいくら懇切丁寧に説明しても通らなかった案件が、上司の適当な冗談で通ったりする。それぞれ知り合いの強いもの同士を召喚して、仕事の押し付け合いバトルを繰り広げている。いかに強い手札を持っているかの戦いみたいなもんだ。ポケモントレーナーじゃないんだから…。つまりこんな日々にも疲れました。明日から再びそんな日々で気が重いのです。
新内閣の人事がどんどん決まっていて、代わり映えのしない布陣に幻滅する一方で、これが政治だよなあと思う。多分総裁選にあたって、水面下では各派閥への交渉がされていたんだろうなと思う。もし〇〇派の皆さんが私に入れてくれたら、内閣でこういう役職に起用しますよ~といった感じで。バラバラな人をうまくまとめ上げるのも政治だもんな。わたしには向いていない世界だ。
夜。近所のドミノピザで持ち帰り半額。徒歩2分にドミノピザがあるから本当にありがたい限り。クアトロカマンベールミルフィーユというピザにした。生地がパイみたいにサクサクで美味しかった。
夜はちょっとお絵描きをして就寝。次は何を描こうか。