2月13日（土）。とても暖かい。今週は春みたいだ。
6時過ぎに起床。完全に平日の呪い。ベッドから出ようとすると、ふくらはぎに違和感を感じる。こむらがえりだ。直後、脚が攣って痛みが襲う。といいつつ、昔からカルシウム不足というか、脚が攣りやすい体質なので、ちょっとやそっとの痛みは慣れている。いたたた、と言いつつ洗濯物を済ませほうじ茶を淹れて一服。豆苗が急激に伸びてきたから、そろそろ収穫せねばと思う。
豆苗って、何回も育てて食べられるコスパ食材だけど、収穫して育てるたびに茎が細くなるんだよね。せいぜい３回育てるのが限度って感じ。写真のは１回目の再生だけれど、茎が細くひょろ長い。刈り取られて再生するたびに脆くなっていくものだから、なんか人間みたいだなと思ってしまう時はある。凹んで立ち直って平気なフリして生きているけれどもすり減ることもある。
昼に買い出し。スーパーへ行き、薬局へ行き、KALDIに行く。コーヒーを買うだけのつもりだったのに、KALDIでなぜか6000円使ってしまう。なかなか出会えない商品が多くて同居人とテンション上がって気が大きくなってしまった。反省。引き換えに当分の豊かな食生活を得た。冷蔵庫には食材がパンパンに入っている。中身がいっぱいの冷蔵庫は幸福そのものという感じで好きだ。安心できる。まあ今月はかなり倹約できているからいいでしょうということにする。
なんでそんなに節約とか貯金を頑張るの？と身近な人に聞かれることはままある。私は、本当に欲しいものや自分にとって買うべきものとわかっていながら、ただお金がないことだけを理由に諦めてしまうのが好きではない。というか許せない。別のところに浪費しすぎて、好きな作家の新刊や、好きなミュージシャンの新譜や、本当にほしい服を諦めることが特に学生時代にはよくあって、その度に「あのときアレにお金使わなきゃよかったな」って後悔ばかりしていたんですよ。
当時は貯金をせずに刹那的な生き方をしていたというか、若気の至り的な部分もあるのでしかたないのですけどね。その頃よりは歳を取り、自制できるようになったという感じです。削れる部分は可能なかぎり削り、ほんとうに欲しいものに出会った時に惜しみなく使う。ある程度は「何かあったときのための保険」的な意味合いもあるけれど、主目的はこれだったりします。幸運にも、同居人も同じ考え方を持っているため、ストレスなく生活できている。金銭感覚めちゃ大事ね…。そのおかげで、同居人は日々の倹約生活に不満を言わないし、私も同居人が毎日メルカリでファングッズを買い漁っても怒ったりしません。
夕方。その倹約生活のおかげで脊髄反射で買えた羊文学の新譜についてきたDVDを観る。初回限定版はのちのち価格が高騰するから発売時に買わないとだめです。詩集や歌集も同様ですよね。絶対後悔します。これは義務教育で教えるべきと思います。部屋を暗くして爆音で観るライブ映像は至福。同居人は隣で寝ている。このときライブにいく夢をみていたらしい。
夜。KALDIでチーズフォンデュのキットが安かったからフォンデュパーティにする。冷凍保存しておいたエビ、カニカマ、鶏もも肉。今日98円で買ってきたアボカド。今日で賞味期限が切れるウインナー。お勤め品のバケッドを合わせた経済的パーティとなった。伸びすぎた豆苗も収穫してツナで和えてサラダにした。毎日チーズを摂取しないと死ぬくらいチーズが好きだから、最高の食事だった。見た目も豪勢になってコスパ最強。食事は楽しいほうがいい。
23時ごろ、東北のほうでまた大きな地震があったらしい。名古屋も少し揺れた。長かった。東北や関東甲信越の人はもっと怖い思いをしたことと思う。地震はなんど経験しても恐ろしい。私はかすかに揺れている部屋で、もしこちらで大きな地震が起こったら、後ろの本棚が倒れてきて死ぬのかな、と一瞬考えたりもした（本棚は耐震補強しているが）。明日はあまりテレビを観ないようにしようかな。同じ映像の繰り返しは疲れてしまう。あと、地震のあとは何を呟くのも不謹慎になるんじゃないかと思ってしまうけれど、いつも通り過ごしたい。いつも通りお菓子を食べ、本を読み、自分が自分であるための習慣を守ります。
私の住む地域も、10年以上前から東南海トラフ地震のことを言われていて、明日は我が身と思いながらも暮らしている。一応は地震の時に安全であろう場所を選んで引っ越したけれど、個人でもちゃんと備ないといけないなと改めて思った。自宅には非常用食品と水くらいしかないから、他にも必要そうなものを揃えておきたい。そんなことを考えながら12時過ぎに就寝。
