高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

死ぬまで履きたい靴

 木曜日。約2年ぶり4度目のHARUTAスポックシューズを新調した。まだ革が固い。

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前回新調したのはこの時らしい。

 HARUTAというのはあのHARUTAだ。学生の時とかにローファーでお世話になったあのメーカー。このスポックシューズというのは、くるぶしの下にスリット(?)が入っている革靴で、知っている人も多いだろう。とにかくこれが絶妙なのだ。履きやすく脱ぎやすい。なのに不意に脱げにくい。そして最高に歩きやすい。ドクターシューズとして認知されているのも納得。さらにはどんな服にも合わせやすい。いろいろなタイプの商品があるが、一番安価なものでちょうど1万円くらいのお手頃さもうれしい。サイズ展開が多く、男性も女性も履ける。私は学生時代からお世話になっている。

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(※公式からお借りした写真。)

 私は懲りもせず飽きもせずにこの靴を何度も履き潰しては新調している。革靴というのは天井がないから、この靴よりも上質で高価な靴は探せばいくらでもあるし、そういった靴をメンテしながら大切に履くのも良いし、実際そういうよそいきポジションの靴は所有している。

 じゃあ何でこれを履くかというと、完全にデイリーユース目的です。私は雨の日も雪の日も、一日中何キロも歩き回る日もこれを履く。仕事にも履いていく。本当にスニーカーのように酷使している。もちろん最低限は革へのお手入れをするけれど、それ以外は何も気にせず履いて2年も3年も履き潰せてしまうのだ。天候とか場所を気にせずにガシガシ歩ける、気を遣わなくていい高品質でお手頃な革靴といい意味において、HARUTA以上のメーカーを今のところ私は知らない。よそいきな革靴ではなくて、日常使いに適した革靴だ。本当にすごい。こんなに安くていいんですか?って毎回思っている。

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(靴下と合わせるのたのしい。)

 今回は最安のモデルより4千円くらい高い、厚底のものにした。ソールは厚いけれど衝撃的に軽くて、歩きやすさは変わらなかった。私はこの靴を死ぬまで履いていたいから、死ぬまで売っていてほしいとTwitterで呟いたらHARUTAの公式にいいねしてもらえた。伝わったかしら。

 数年まえにですね、この靴が若者の間でめちゃくちゃ流行したんですよ。私も若者だったんですけど、急にネットですら買えなくなって。自分が愛用していたものが流行してしまって、街では同じ靴履いている人がたくさんいて。今はもう熱が落ち着いて安定供給されているんですけど、みんなと同じ靴なんてケッて思ったこともあった。でもやっぱり良いものはいくら流行って消費され尽くしても良くて、何度も何度もここに戻ってきてしまう。HARUTAさん、わたし本当にずっと履いてるし、今後も履くんで、きっとそういう人がたくさんいるんで、これからもよろしくお願いしますね。

 

 

 

(左がいつも履いてたやつ、右が今回買ったやつ。)