最近ソフォラの調子がいいから記録しておく。ソフォラ・リトルベイビーはマメ科クララ属に分類されるニュージーランド原産の植物で、ジグザクの枝に「木の芽」のような形の葉が生える低木樹(詳細は以下参照)。安いと園芸店等で数百円で購入出来て人気がある。丈夫で育てやすいとされ、ある程度耐陰性もあるから屋内でも育てられる。と言われているが、実際育ててみると結構癖があるというか、環境にあった育て方を見つけるまでが鬼門だった気がする。
現在のソフォラの状況
現在のソフォラの様子です。黄緑色の葉がこの夏に新しく生えたもので、葉焼け等もなく良好な様子です。
置き場所について
我が家では春~秋は屋外管理、冬は気温に応じて屋内の日光がよく当たる窓辺で管理しています。屋内でも育つと言われていますが、樹木であり基本的には日光が好きな品種のため、なるべく日光に当てたほうが、葉も青々として丈夫に育つ印象です。
夏は直射日光はよくないと言われがちですが、一日のうち数時間でも日光に当てたほうが生育が良いため、朝3時間程度、直射日光に当たる場所に置いています。
(朝だけ日光が当たる室外機上。午後からは明るい日陰になる。)
水やりについて
2~3日に1回、土が完全に乾いてからたっぷりと等、諸説あるところですが、我が家の場合はベランダで風通しがよく、直射日光にも当てており、水はけのよい用土を使用しているためすぐに乾きます。そのため、春~秋は基本的に毎日朝にたっぷりと水をやってしまっています(雨の前後は状況に応じて水やりを控える)。
ソフォラは根腐れの心配もありつつ、水切れを起こすと瞬く間に枯れるため、注意が必要です。水はけのよい土にうえ、屋外の風通しのよいところでこまめに水をやるのが一番管理がしやすいように思います。(屋内で元気に管理する場合は、エアコンに当たらない、日当たり良好な場所に置き、サーキュレーターで風通しを担保して環境を整えるのが無難。でも大変。)こまめな葉水も有効です。
肥料等について
春~秋は、週1回の活力剤、月1~2回の液体肥料(夏は頻度低め)を与えています。肥料等は無くても用土に元肥が含まれていれば充分に育ちますが、与えたほうが健康的に育ち、葉の色もよくなると感じます。
有機肥料については必須ではありませんが、屋外で管理しているため定期的に与えるようにしています。有機肥料は鶏糞などが一般的ですが、植物由来でにおいの無い、家庭で扱いやすいものを使用しています。
ソフォラの苔玉仕立てについて
ソフォラは苔玉仕立てで売られているのを見かけますが、苔玉での維持は極めて難しいです。ソフォラが日光と水はけのよい土を好むのに対し、苔は日陰を好ますし、苔玉自体が保水性の高いものになっています。
(我が家のソフォラも苔玉で買ったものが育たず、鉢に植え替えたものです。)
ソフォラか苔、どちらかの生育環境に合わせて育てるともう一方が育たないため、このままの形で維持していくことがとても難しいです。苔玉仕立ては、切り花感覚で短い間楽しむものとして割り切るか、苔玉を楽しんだ後は解体して鉢に植え替える人にはお勧めできますが、そうでない場合は、普通に鉢やポットに植えてあるソフォラを購入するのがいいかと思います。
おわりに
いろいろな環境で育ててみましたが、ソフォラについては園芸の基本通り、樹木なので屋外の風通しの良いところで日光に当ててやるのが最も健康的に育っています。水やりについては生育環境の状況に大きく依存しますが、水はけ優先の用土に植えてこまめに水やりをするのが一般家庭では管理しやすいように思います。現在の育て方で安定しているため、今後もしばらくこの調子で育ててみようと思います。