日曜日。トリプルモデルナの副作用はだいぶ収まった。なんかまだ変な感じ（というしかないような、本当に変な感じ）はあるけれど、床に臥すほどじゃない。何とか土曜日分を巻き返したいと思いつつ、とりあえず茶をシバく。
宅配でTOGAのベルトが届いた。ずっと欲しくて探していたやつ。過去のシーズンのやつだから現在ではなかなか新品は手に入らなくて、わたしはUSEDで見つけたものを買った。ほんと発売当時買っておけばよかったと後悔するのは人の常だ。ベルトで3万弱とか一般人がたやすく買える価格帯ではないからそりゃ躊躇するでしょ。で、躊躇してたら瞬く間に買えなくなったという。お買い物も判断力と瞬発力が大事だなと思った。中古で買ったこれは、状態はそこまでよくないとされていたが、新品同様でびっくりした。ファッション小物というより現代を生きる武器という感じで最高。こういうのが似合うように老けていきたいと最近はよく思う。
午後から同居人と出かける。最近気になってる観葉植物のお店があって、そこへ連れてってもらう。駐車料のところに思いっきり「観葉植物←」と書き殴ってあり、こんなの気にならないわけがない。
中にはお客さんが結構いて賑わっている感じだった。名古屋は観葉植物の店はけっこうあるけど、あまり駅近にはない。車で行くようなちょっと不便な場所にあるから、そんな場所にも人が集まっていると、この分野の人口が厚いことを思い知らされる（というより、そういう趣味の人が集まる場所が決まっているだけかもしれない、大体みんな考えることは同じ）。このお店はオリジナルでフェイクグリーンを製作しているらしく、至近距離まで近づいてもフェイクだとわからない精巧さでたまげた。園芸店で売っている造花とは完全にレベチ。特に多肉のフェイクが本物そっくりだった。多肉好きな人たちが作るから信頼度が高い。ここでは多肉を2、3買った。会計の時に、初めての客に配っているという育て方ガイドみたいなオリジナル冊子をもらえた。裏に電話番号が書いてあり、植物に不調を感じたらいつでも電話でご相談くださいと案内があった。アフターフォローが手厚い系のお店のようだった。
せっかくなので車でそのまま名駅方面へ向かい、ささしまライブ駅の近くにある大型のお店へ。ここは商業施設の2フロア分あって大きい。多肉植物を漁りに行ったら、ずっと探していた品種のものがあったから迷わず買うことを決めた。誰にも取られたくなくてずっと持ち歩いていると同居人が「とりあえずどっか置いといたら？」と言ってきたけど、その直後、他のお客さんがスタッフさんに「ここにあったギュルギュルした変な形のやつって他にないですか？」と聞いていたから笑った。間一髪だった。人気で珍しいものは取り合いのようだ。同居人は塊根系ユーフォルビアを買っていた。いろんな店を回っているとどこでも塊根がたくさん売っていて、やっぱり流行ってるんだなと感じる。ビカクシダ（コウモリラン）と同じくらい見る。
帰宅。ベランダで植え替え作業。自宅に用土や道具も揃ってきたからどんな植物を買ってきても対応できるようになってきた。こうなってくると楽しい。友人知人に植物の話をすると、やっぱり植替えを負担に感じて手を出さない人が多いように感じる。一人暮らしとかだと、自宅に土用意するのしんどいもんね。最近の園芸店はお金払えば植え替えしてくれるし、その店で買ったものじゃなくてもやってくれるんだけどね。
急激に増えた植物たち。今日はよく散財した。散財と言っても金額的にはそんなに使っていないけど、充実感のある豊かな消費ができてストレス発散できた。有意義な消費行動は大事。そろそろ室外機に置くにも無理があるから、置き場所をそろそろ考えなきゃいけない。今はこのままでもいいけど、夏場の日除けや越冬を考えるとベランダに簡易温室を作るくらいはやってあげたいな。植物はお金のかからない趣味だと言ったのはどこのどいつなんだってくらい出費が増えてきた今日この頃。植物単体は高いと言ってもたかが知れていて、育てるための環境への投資が高い。この子たちのために私は明日からも頑張って稼がなければならない。
その後はご飯食べて死ぬほど仕事していた。リモートワーク環境が整うと自宅でも社畜になれて味わい深い。同居人（下戸）はベランダで植物を肴にしながらジンジャエールを飲んでいて、いよいよ庭いじりジジイへの貫禄を見せ始めていた。翌1時ごろ就寝。
（↑やっとお迎えできたクラッスラ・キムナッキー。ギュルギュルでかわいい）
