土曜日。9時くらいに起床。土曜の朝はだいたい家計簿入力から始まる。平日の間はレシートを溜めておいて、土曜に一気に入力している。骨の髄まで倹約家として生を受けているから、日々の記録はめんどくさいけれど妥協できない。最近は私も同居人も忙しくて帰宅が遅くなりがちなことから、出来合いの食事に頼りすぎて食費が肥大している。食費は日々の暮らしで最も毎日の隙が出るところだと思う。特に今月は隙だらけで困る。あと、単純に野菜類が高騰しすぎて家計を圧迫しているところがある。野菜がたくさん入った鍋が食べたいのになかなか叶わない。子供の頃は、野菜が肉よりも高いことがあるなんて知らなかったよ。知らないままでいたかったのに。
誰かと暮らしている場合のお金の管理の方法はいろいろあるだろうけれど、我が家の場合はこうだ。私と同居人が、それぞれの月収の4割を家計に拠出する。そうすると大体20万前後くらいになる(残業量にもよる)。それを家計用の口座に入れて、日々の暮らしを運用するイメージだ。この家計から、日々の家賃や光熱費や食費や、二人で出かける際の支払いなんかを行う。どうせ二人とも読む本や漫画や、共通する趣味の部分もここから出す。余ったお金のうち毎月2万を積立にまわし、余ったお金で新しい家具や食器を買ったりする。そんな風に暮らしている。同居人はお金にルーズだから自分の貯金高も知らない人種だが、お金の揉め事は遺恨が残ることは親族の揉め事を見ていて痛いほどわかるから、なるべくクリアにしている。
(※40秒で描いた雑なイメージ図)
他方、それぞれ月収の4割を家計に拠出した後のお金は、各自が自由に管理していいこととなっている。普段の暮らしは家計でまかなっているから、自分のお財布を使うことはあまりない。個人的なもの(服とか携帯の支払いとか自分だけにかかわるもの)だけに使うから、私の場合は大半が貯金に回る。お金の管理はひじょうに面倒だけど、二人で暮らすことは非常にコスパがいい。
ただ厄介なのが、家計簿を二つ記さないといけないことだ。家計の家計簿と、自分の財布の家計簿。非常にめんどくさい。5000兆円手に入れて家計簿と無縁に生活したい。貯金箱なんていらない生活をしたい。
午後。徒然なるままにドラッグストアで30%オフになっていた知育菓子を作った。アイスクリーム(みたいなラムネ菓子)を作るやつ。タルト部分も自分でレンチンで焼くという本格仕様。これが190円の3割びきだから随分安上がりなアミューズメントだった。こういうのって大人の方が楽しんでやったりするよね。
味は「アイス味のラムネ」って感じ。説明書が子ども泣かせなレベルで細かくてとても面白かった。無為に時間を溶かすのは背徳感があって楽しい。
夕方。ワクチン2回目を打って二日目の同居人は体調が悪くなってきたようで、横になると言ってベッドで眠りだした。とりあえず静かにしていようと思って、なんかお絵描きしたいなと思ったけど頭が回らなくてとりあえず目の前にあったハサミを描いた。ハサミは柄が緑色だったけど脳内で勝手に変換してビビッドなピンク色にした。30分くらい。
夜ご飯。何かいろいろ食べたんだけど、もうすでに思いだせないから、大したものは食べてないんだろうな。ここのところ胃の調子がおかしいから、生命維持のための食事は本当に自分のための餌という感じがしてどうでも良くなる。早く本調子に戻したい。昨日お寿司を食べ空きたかもしれない。夜。風呂上がりにジンジャエールをベランダで飲んだ。風呂上がりのベランダは最高に涼しいし、この季節にベランダで飲むジンジャエールは最高に美味しい。瓶だと余計に美味しい。
今日は土曜日だったんですが、恐ろしく安上がりに終わった。安上がりでも楽しかったな。こうやってずっと気ままに暮らしていきたいだけなのに、それを世間は許さないんだろうね。