高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

ストレス解消法なんてないぜ

 金曜日。身体中ボロボロですが今日が終わればひとまず休み。惰性で駆け抜けたい。不良なので朝アイスをしながらコーヒータイム。昨夜は粗食になってしまったからお腹がすいていた。ローソンのピスタチオアイスはおいしい。

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 同居人は夜勤のため今朝は不在。置き手紙を残しておく。陽気な餃子のシールを発見したからそれで封をした。

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 仕事。特大案件二つが法律で定められた期限内にどうにも終わりそうにない。想像以上に対象となる文書が膨大で、精査にもその協議にも時間がかかりそうで、それを私が実働部隊として一人でやらなければいけない。そうなると、法律の定めに基づいて時間の猶予を設けないといけない。その現状を直属の上司に話し、さらにその上の人に訴えにいった。

 すぐさま打ち合わせ。いま私と上司の二人きりの係がどれほどの案件を抱えていて、いかにギリギリの状態であるのかを説明した。私も上司も連日連夜の残業続きで、実際にはほとんどサービス残業で回している状態。帰宅しても仕事している。前の上司はこういった環境でメンタル崩壊しているわけですし、このままでは私たち二人も到底やっていけない旨を伝えた。とりあえず猶予の申請をすることは認めてもらえたが、やはり人員増は予算的に難しいらしい。どうかしている。猶予すると言っても、期日が先延ばしになっただけで仕事自体が消えるわけではないのだけれど。仕方ないのでしょう。それくらい公務員界隈の現状は悲惨ということなのでしょうね。とっくに終わりは始まっていた。

 お昼。職場の女性陣とランチ。一人が異動してしまうので、その送別を兼ねたもの。その人に私が潰れてしまわないか心配されてしまった。もうすでに潰れているのですよ。私は服薬しないと仕事にいけない人間になってしまったのですよ。とは言えず、頑張りますと返した。

 午後は自宅にてテレワーク。研修参加のため自宅からの受講を推奨されていた。今年度入職の新人と先輩職員の交流的なやつだ。Zoomでグループごとに割り振られて、またグループを組み直しての繰り返し。研修を回す担当者からは、ストレスとの向き合い方なども重点的に話すようにと言われた。全体的に休職者が増えているからだろうと思う。

 いつも思うんだけど、ストレスの問題は正直、この組織のあり方と深刻な人手不足、業務過多にあって、新人の心の持ち用に持っていくのもどうかとは思うのだよね。休職者が若ければ若いほど、「最近の若者はストレス耐性がない」みたいな論調になるけれど、私は必ずしもそうだとは思わない。年配の職員だってどんどん休職していますし。こんな悲惨な状態で、決定権も発言権も経験もない下っ端が追い込まれたらどうなるかなんて誰にでも分かる。もう当事者のストレス解消に期待するのは無理があるように思うのだけど、どうなのだろうか。私個人にできることはないから、新人さんには「無理だったら無理と周りに言いましょう」と口酸っぱく言い続けた。仕事できなくて当然で、社会人に向いていないなんて思わない方がいい。ここは異常な場所だ。これは自分への特大ブーメランでもある。

 同じグループに割り振られた同期が「ストレス解消法とか言うけど、実際そんなものはない。趣味や何かで気を紛らわすだけ。根本的に働き方を変えないと解決しないから、間違った働き方をしないといけない」と言っていて、その通りだよなと思った。そういう同期も私並みにブラックな働き方をしている。言葉の重みよ。残業をしない、残業したらきちんとつける、休むこと。これをきちんとしたい。無理だけれど。

 20時ごろ。近所の蕎麦屋さんに行って自分への慰労を込めた夕食。きしそば。きしめんみたいに太い蕎麦。塩をつけて食べるだけで美味しい。生きているって感じ。その後も自宅に戻り、そのままリモートで仕事を続けた。仕事の話ばかりで辛気臭い日記になってしまった。反省。

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