高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

ズタ&ボロ

 木曜日。身体が重くてだるい。気圧?と思ったりもするけれどよくわからない。単純に仕事が忙しいからちょっと無理が祟っているだけかもしれない。金持ちが最後には健康にこだわる理由がわかった気がする今日この頃。もっとも私は金持ちではないが。

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 仕事。なんかどう頑張っても健康的な働き方では捌ききれない量の仕事が手元にある。なんでなのだろう。私の上司は私よりもいつも早く帰っていく。上司まで私と一緒に不幸になれなんてちっとも思っていないけれど、上司は部下をマネジメントする立場にあり、それであるが故に私よりも遥かに高いお給与をもらっているはずだ。不思議なことばかり起きる。
 思えば、上司は人当たりがよく優しいように見えて、根底はドライで他人のことには興味がないように思える。他人のことにはとんでもなくテキトーなのだ。私はこれまで幾度となく直属の上司に、私の心身がいかに限界を迎えているかを言葉にして伝えてきている。だって昨年度比で10倍にもなっている仕事を私ひとりで消化しているのだ。どう頑張ったって終わるはずがない。それを知っていて、毎日私より早く帰るってどんな気持ちなんだろうかと思ってしまう。部下が潰れようとどうでもいいのかもしれない。それだけ伝えても、そのすべてをかわされ続けて今日まできてしまった。私の言っていることなんて響いていないのだろうと思う。
 おまけに、私がその都度確認をとって行ってきた仕事も、都合よくすべて忘れてしまっているようで、後から「なんでこうなったんだっけ?」と訊いてくる始末だ。私たちの仕事はトラブル対応のようなもの。クレームや訴訟のリスクはいくらでもあって、珍しいことでもない。だから毎回、あらゆる可能性を説明して、その上で上司の指示に従い処理してきたものが、トラブルが拗れてくると私のせいみたいになっている。どれだけ頑張っても全てがやりきれない気持ちになって、何もかもどうでも良くなってくる。

 そういえば、上司が前の部署にいた当時、私の同期が部下としていたらしい。同期はメンタルブレイクして休職しまい、今も時短で仕事している。話を聞くと、上司は事前に相談されながら同期のことを放置していたらしい。「かわいそうなことしちゃった」と上司は言っているけれど、今の私の現状を踏まえれば、きっと救う気なんて更々無かったんだろうなって感じる。まあ、社会なんてこういうもんだよね。期待しないのが吉。

 昼休憩中。欲しかったキーボードが入荷されていたから買った。KeychronのK6というシリーズ。散財しないと精神が保っていられない。転職前は看護師だった妹が、信じられないくらいの散財を繰り返したことを思い出す。

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 午後。朝感じていた怠さがいろいろ悪化してきて、ひどい目眩のような症状になって襲ってきた。歩けばふらつき、動悸が激しく呼吸が苦しい。休んでなんていられないからなんとか定時までは耐え抜こうと思って死ぬ気で仕事をしていた。この不調はいったいなんだと言うのだろう。ストレスから。最近まともな食事をとっていなかったせいだろうか。胸の奥がちくちく痛む。脈が乱れているのを感じた。
 結局、定時までなんとか踏ん張って、その後は職場の人に平謝りして退勤した。本当は早く帰りたく無かった。私が残業してやらなかった仕事は、明日の私にのしかかるだけだから。そう思うと泣けてきて、帰宅して風呂も入らずそのまま死んだように眠った。18時前だったと思う。

 目が覚めたのは翌朝の3時。頭が痛い。眠気を覚まそうとタイムラインをぼんやり眺めていると、ふフォロワーさんが探していた猫について、残念な報せに溢れていた。迷子になったお年寄りの猫は、親切な人に保護されて警察に引き渡された後、警察が拾得物として適正な管理せず、河原に棄てられていたのだった。もちろんこれは犯罪で、警察が届けられた拾得物をきちんと管理していれば、生きて飼い主のご家族の元へ帰れたかもしれない。最近は凍えるような冬の日が続いていた。きっと寒かったろうと思う。せめて、綺麗な状態で見つかって、ご家族のところへ帰ることができてよかったなって思う。赤の他人の私でも胸が張り裂けそうになって辛い。

 公に近いところで仕事をしている自分としては、今回の事件(私は事件と呼びたい)にはいろいろ思うところがある。こういった仕事の世界では、個人の力ではどうすることもできない力学がたくさん働いていて、それは場面によっては「忖度」や「鶴の一声」だったりするのです。謝ったら負けと考えるひとも多いから、組織として謝ることはないかもしれない。今回の件の真相はわからないけれど、当該警察署の中の人に善意のあることを願うばかり。