2021年も終わりますね。年々時間のスピードが早すぎんか。歳もとるわけですよ。今年もやはり何だかんだ色々ありました。ということで、この一年をざっとまとめてみました。去年のものは以下の通りです。
ハイパーキル年度末
2021年1月1日で異動から丸々1年。抗うつ剤を飲みつつも休職することなく何とか1年耐え抜きました。長かったし辛かった。ぶっちゃけ休職できるように診断書を貰っていたからいつでも休むことはできたけれど、私の性格上、一度休んだら二度と社会復帰できなくなりそうで怖くて、だましだまし頑張ってしまいました。褒められたものではありません。今思い返せば、せっかくだし3ヵ月くらい休職してもよかったかもなとは思います。
3月ごろは、毎日のように終電間際まで働き、帰っても当然にリモートワークでぎりぎりまで仕事していました。仕事以外の余った数時間は全て睡眠に当てた結果、完全に家事がおろそかになってしまって、同居人にはかなり迷惑を掛けました。本当の本当に、やはりいま思うと、せめて1ヵ月くらい休職して良かったかもと思います。長時間労働は、本人が犠牲になるだけではなくて家族や一緒に生活している人の支援も強いるものなので、早く滅べばいいと思う。
このころは本当にネットの存在に助けられていましたね。ツイッターがなかったら死んでたんじゃないかとさえ思います。忙しければツイッターしている暇ないはずだけど、忙しくてしんどいから余計にネットに入り浸る。今年は新しいフォロイーさんフォロワーさんとの繋がりがたくさんできましたので、日々楽しませてもらいました。ホント、ツイッターは面白い人がゴロゴロ転がっていておっかない。奇人変人百鬼夜行ですよ。もちろん最大級の賛辞です。
春の職場
4月。新しい上司が来ました。職場内でも名高い「嵐を呼ぶ男」でした。その人がいるところに仕事が集まる、そういう星のもとに生まれた人だったのです。事実、新上司がやってきた途端に数年ぶりの大型案件が舞い込み、トラブル対応が頻発。今は年齢的に何とかこの日々に耐えられるけれど、ずっとこれでは厳しいから、今後の身の振り方を考えなきゃと、ふとした瞬間に考える癖がつきました。同居人には日々の家事で迷惑をかけっぱなしで、ひじょうに申し訳なかったです。
散財のよろこびを覚える
ともあれ、残業を付けていたので、この分はしっかり残業代をいただくようになりました。結果として、驚くほど生活が豊かになったのです。月10万円弱くらいプラスになりました。どれだけ残業しているんだという話ですが。(本当であれば昨年も残業代はもらえていたんですけどね。)固定費と貯金分を差し引いても驚くほど余るのです。これまで基本給だけで生活し、ゴリゴリの倹約生活をしていたからそれも当然ですが、ようやく自分のために散財してもいいかもなと思い始めました。引き換えに自分の時間を失っているのだから、どこかで散財をして自分を慰めてやらねばなりません。
手始めに、もうすぐボーナスがあるからという大義名分のもとレコードプレイヤーを買いました。もともと音楽が好きだから、欲しいな欲しいなとは思いつつ、絶対沼だと分かっていたから手を出せなかった領域の一つがアナログレコードです。
沼が来ました pic.twitter.com/6hmtviYgP7
— 八月 (@kosee__) 2021年6月18日
これを買ってしまったことで、たがが外れたようにレコードを買い漁るようになり,家にはレコードが増えるばかりとなりました。半年足らずで200枚近く買っているようです。しかも、音楽に興味のない人には理解されないのでしょうが、レコード200枚のうちの少なくないいくつかはCDでも持っているのです。中に入っている楽曲はたいていの場合同じ。正直自分でもなんでこんなことになるのか分からないのですが、それでも集めてしまうのです。こればかりは私の沼だから仕方ありません。レコードには不思議な魔力があります。どこからこんな予算が湧き出しているのか不思議で仕方ありませんが、これも沼である所以でしょう。覚悟がある人しか手を出してはいけない領域だなと手を出してから思いました。もうそろそろしまうところがないから、どうにかしなければなりません。
(左:6月のレコード棚、右:11月のレコード棚)
そのあとにも、ボーナスが入ったのをいいことに、30万くらいかけてiPad Proを一式買ったり、高い財布を買ったり、イヤホンを買い替えたり、とにかく自分が欲しいと思うものにそれなりに費やした一年でした。後は、食費を意味もなくケチったりすることを辞め、辛い時には外食に頼るようになりましたし、毎月美容院に通って定額で自分にお金を落とすようになりました。今思うと、自分のために散財しようと意気込んでいたというよりは、仕事に日常を侵食されすぎて散財していないと自分を保てなかったという感覚に近い。激務ゆえに稼ぐ人が散財も過剰にする理由がよくわかりました。どれだけ頑張って仕事していても、自分に還元されないと惨めな気持ちになるということを身をもって体験しました。何のために働いているのかわからなくなるんですよね。そうならないように、今後も自分を適度に甘やかしていきたいです。自分の稼いだお金で自分が欲しいものを買うのは気持ちいいですね。
(今年の散財のごくごくごく一部の図。)
今年買ってよかったものは別記事に書きましたのでよろしければご高覧ください。
同居人との暮らしに変わりはなく
去年の秋から交際相手の成人男性との暮らしをはじめ、この12月で一年と少しになる。違和感なくぬるっと私の生活に入り込んできた赤の他人は、今も違和感なく私の生活に溶け込んでいる。大きな諍いもありません。ここに関しては平和な日々でした。
コロナ禍で友人知人に会うのもためらわれる期間が続いていたから、家に帰って親しい人と会話ができるというのはそれなりに救いになることも多かったです。一方で、職場以外の人と会うのはただただ同居人ばかりの日々でした。プライベートでは同居人以外の人間と会わないのです。外出することも少なくなり、四六時中同居人と一緒です。さすがにこれはしんどいんじゃないかと思ったのですが、思いのほか平気だったから拍子抜けしました。同居人は、基本的には私の生活に関与せず、放置してくれるから気楽です。でも話しかければ応えてくれるし、食事の買い出し等にも付き合ってくれるから、ほんとうにありがたい。稀有な人だと思います。本当に言葉通り「同居人」という感じの、同じスペースで暮らしているだけといった暮らしを続けることができています。
コロナ禍で大変な一年でもあったけれど、今思えば、うまい事コロナ禍が下火となっている時に外出することもできていました。夏には「森、道、市場」に行って、くるりの「琥珀色の街、上海蟹の朝」で打ちあがりましたし、秋には金沢へ行って本当に蟹を食べたりもしました。上海蟹ではありませんでしたが。もともと出不精の二人だから、これまであまり二人でどこか遠くへ行ったことがなかったこともあり、コロナ禍の不自由を感じつつも楽しい一年でした。ライブも、スピッツ、サカナクション、King Gnu、ミレパと、タイミングが合う範囲でそこそこ行けました。来年はもっといろんなとこへ行きたいです。コロナ禍終われ。
新しい音楽にも積極的に手を出し、なんだかんだそれなりに充実した年にはなったと思います。12月に家主というバンドにハマったのは我ながら衝撃でしたが、ちゃんと聴かず嫌いせずに幅広く聴いていかないとダメだなと思います。人は30歳を超えると、これまで聞いていた音楽で自分の好みが確立されてしまって、新しいものに影響をされにくくなるらしい。だから積極的に新しいものを発掘しないと、自分がいいと思う過去の音楽だけしか評価できなくなって、「最近の音楽はよくわからん」みたいなことを言うようになるらしい。考えただけでも恐ろしい。新しいものに手を出すのって体力も気力もいるから、今後も貪欲にあらゆるものを吸収していきたいです。
現実は厳しい転職活動
ところで、転職したいという思いは今年も変わりませんでした。このブログも「退職したい」という動機から始めたものですが、現実は上手くいっておりません。転職活動を始めた直後のコロナ禍、そして激務により、ほとんどそちらに割く時間的余裕がありませんでした。リク○ートとかマイ○ビ転職とか、いくつかの転職サイトに登録し、こっそりエージェントと面談とかもしたりしましたが、わざわざネットに書くような結果を得られなかったのは正直なところ。
というのも、突発の採用面接にぜんぜん対応できなかったんですよね。平日の面接はほぼ対応不可能だった。本当は仕事を続け、食い扶持を確保しながらの転職活動が理想だけど、今の仕事をしている限りはとてもじゃないけど難しそうで、来年度は対策を考えなくちゃと頭を抱えている。
これは余談ですが、エージェントと面談してみて分かったのは、本当に求人の大半は営業かサービス業なんだなと感じた。いつかAIにとられる仕事と言われつつ、この辺りは人が足りていないらしい。事務職は本当にレア。私は今が事務職だから、この仕事に楽そうなイメージは皆無だけれど、世間的にはやはり楽な仕事という印象なのだろう。
あと、資格は役に立たないと言われがちだけれど、結局なんだかんだ箔はつくんだなと感じました。昔とったものでも、ないよりはある方が書類の通過率はいいようだ。今あるスキルを資格として取得し、棚卸しするものいいかもしれない。
転職はままならないし、とりあえず当面は、様子を窺いつつも、貯蓄を増やして投資に回して増やすという方法を着実に続けようかと思う。2021年は地道につみたてNISAや株の購入を続けた結果、利益はつみたてNISAだけでプラス20%となった。もっとはやくに始めた方がよかったなと今更後悔。今年は新入職員の方々にもやたらと投資の話を訊かれ、時代が変わってきているなと感じました。私もいつでもやめていいように引き続き蓄えを増やします。貯蓄のことを考える嫌な大人になってしまったと思いつつ。
抱負2022
- 散財しつつも手堅く資産運用して蓄えを確保する
- 心身ともに健康であることを目指す。
- 仕事しすぎない。遅くとも20時退勤目標にする
- ヒマを創出し文化的活動をする余裕を持つ
- 転職活動 or 退職
引き続きしんどいことだらけの2021年でしたが、たくましく生きられました。相変わらず、仕事に忙殺され悩まされた年だったので、来年は自分でちゃんと暇を作って、自分を自分であらしめる趣味な好きなことに時間やお金を投資できるように頑張らないとなと思います。ツイッターの皆さんの呟きもなかなか追えなかったりして、ニュースや流行も追えなかったりして、本当に令和の世を生きているのか怪しい時期もあったので、地に足をつけていきたいですよね。
あと、身体のあちこちにガタが来ているから、物理的にも自分を労りたい。慢性的な肩こりと低すぎる中性脂肪の値をなんとかしないと死ぬなと思っているから、食生活には気をつけます。今更ながら、藤原基央が「健康な体があればいい 大人になって願うこと」と歌っているのが沁みますよ。そもそも去年より10キロ太って中性脂肪が下がるのはマジで意味がわからないのですが、強靭で健康な肉体を持っていた10代の私はもういないようなので。
(↑藤原基央の言葉のソースはこちら。)
あとはですね、もともと自己肯定感が低いから、気高く仕事できるようにしたいですね。あまり引き受けすぎると上の世代からツケいられるので。若手だからって舐めんじゃねえよいつでも辞めてやるからな!ってなくらいに強気に行けるように頑張りたい。
2022年もどうぞよろしくお願いします。