高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

それからは春

 3月8日(月)。今週は小雨からスタート。

 7時前に同居人の目覚ましで起床。かなり寝坊した。外は雨。憂鬱な週の始まりにふさわしい天気です。舞台は揃った。急いで着替えて適当に髪を直す。今日はどうせ湿気で髪型は死亡すると思われるから何となくでよい。これも処世術である。換気扇のランプを点けてコーヒーを煎れていると、我が家のキッチンって意外にいいかもしれないと思い始める。ほどよくごちゃごちゃして使い勝手がいい。向こう側に本がたくさん詰まった本棚が見える。最高だ。私はこの暮らしを守っていくために今日も働く。

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 今日は雨もあってか道が混んでいて、バスがなかなか進まず焦った。寝坊したからバスに乗ったのにこれじゃ本末転倒だ。いつもは徒歩だけど、今日も徒歩で行ったほうが早かったかもしれない。

 職場には何とか遅刻せずに着き業務スタート。先週で片付かなかった仕事の山に取り掛かる。どうでもいい案件依頼とか、これまた大きな案件が舞い込んだりとか、まだ手元のタスクが終わってもいないのに次がどんどん来て困った。お先真っ暗だ。私に来週はこないのかも知れないな。まだ死にたくない。

 夕方、トイレ休憩(という名のライトなサボり)中に、短歌が毎日歌壇に採ってもらえたことを知る。ちょっとテンション持ち直す。もういつ送ったのかさえ思えていないやつだ。二席。首席特選への壁は厚いね。

 遠くに猫がいると思って近づいた時、その正体が光や影やスーパーの袋やゴミだったりすることってあるよね。どれだけ予想を外して裏切られても、猫を見つけるとあんなにも心躍るのは何でだろうね。猫っていう存在自体が、いい意味でのささやかな偶然の象徴のなのではないだろうか。猫のような偶然は規則的にも不規則的にも降りかかる。そんな感じの歌です。春は猫みたいに気まぐれだよね。近づいては遠ざかり瞬く間に去っていく。

 20時ごろに諦めて退勤。今日もほとほと疲れた。帰宅すると、先に帰ってきていた同居人がチャーシュー丼を用意しておいてくれた。といっても、私が昨日仕込んでおいたやつですけどね。でもこういう気遣いがしみるのは人の性。ご飯が出てくるのはいつでもうれしい。ぺろりと食べた。ダイエット中なのに怖い。

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 食後の精神が落ち着くやつがミスド。これまたダイエット中なのに怖い。同居人は3つ食べてたのに全く太らないから怖い。

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  その後はお風呂に入り身支度をし、23時から自由時間。このブログを書いたり、家計簿をつけたり、爪を切るなどした。今日も自分のことはほとんど何にもできなかったな。でも皿洗いはやったし、寝落ちせず風呂は済ませたし、洗濯物は明日に回したけど、出だしとしては上出来でしょう。気楽にいきますよ、でないと精神やられてしまうので。

 みなさんも適度にのんびりしましょうね。という私がいちばんせかせかしているかも知れないけれど。