高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

同期が別居婚した話

 金曜日。やっと金曜日まで来たと思うと万感の思いさえする。今週は本当にしんどかった。自分でもよく分かんないほどに仕事に追われていた。ギリギリまで職場で粘り、帰宅してからも自宅から仕事。食べ物は1週間昼も夜もカップスープかカロリーメイトだった。寝ている間も仕事の夢をみていたから、段々と今自分が寝ているのか起きているのかわからない感覚に陥ることもあり、ああ、こうやって人間は壊れていくのだなとやけに冷静に考えたりもした。生活が完全に仕事・食事・睡眠・排泄おしまい!そんな1週間でした。ブログもサボりにサボってしまった。でも今日さえ耐え抜けばとりあえずは週末。なんとかなりそうな気がしてきた。

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 昼。休憩中に携帯をチラッと見たら昨日のツイートが変に伸びていた。

 このツイートへの反応を拝見していると、たとえ好きな相手といえども四六時中一緒にいることを苦痛に思う人が多いことに驚いた。時代の流れだろうか。そういえば、コロナ禍で在宅ワークが広まった結果、うまくいくようになった夫婦とそうでない夫婦にわかれたという話は記憶に新しい。つまるところ、人によるんだろうね。いつも一緒の方が仲良くできる人もいれば、そうではないという人もいると言うだけ。結婚したら一緒に暮らすのがデフォルトになったのっていつからなんだろうね。大昔の日本は「妻問婚」とかしていたくらいだし、もともとは別居婚だったはずだし。ちゃんと調べたらいろいろ出てきそう。話は飛んだけれど、同居に不向きな人も大勢いるのに、結婚したら一緒に住むべきという価値観が「正しい夫婦の在り方」みたいになっているから、このツイートが変に伸びたんだろうなと思う。多くの人にとっての関心事になっているのだろう。

 ツイートで話題にした同期は、学生時代から長いこと彼氏(現在の夫)と付き合っていて、当然結婚を意識するようになり同棲を始めたらしい。ただ、いつもいつも家に彼氏がいるということが想定外にストレスで、これではいつかダメになってしまうと考えるようになったらしい。幸い、同期は感情的になるタイプではなく、言葉を尽くして話し合いで冷静に解決するタイプだから、やはり冷静に現状を分析し彼氏と話し合ったらしい。四六時中同じ空間で暮らすことが苦痛で仕方がないけれど、結婚したいと思える人は彼氏以外にはいないことは同期にとって確かだったからだ。ふたりがこれからも仲良く一緒に生きるために、現時点において最良の選択が別居婚だったようだ。

 ただ、今後子どもをもうけたときに、どのように暮らしているかは今も絶えず話し合っているらしい。別居婚を子どもに説明するのか、あるいはどちらかが単身赴任をしているという設定にするのか…いろいろ考えて、子どもが傷つかないようにと模索しているらしい。あるいは、郊外に安くて大きな家を買って、夫と自分それぞれの部屋を設けることができたなら、一緒に暮らしてもいいかもしれないと考えているようだ。同期は絶えず、よりよい暮らしをするにはどうすればよいかを全力で考えている。すごい。私も見習わないとなと思う。

 私は交際相手である同居人とともに暮らしているわけだけれども、幸いなことに苦痛に思ったことはない。たぶん互いに変にドライというか、干渉し合わないから良いのだろうと思っている。私は同居人の趣味や、お金の使い方や、休日の時間の使い方に干渉しないし、同居人も私のことを放っておいてくれる。言葉通り「同居人」と行った感じだ。なんか家にいるって感じ。家事や買い出しをする以外の時間は互いのもので互いの自由だ。そうやっていい関係を続けてくれる同居人には感謝しなければならないなと思いました。