3月1日(日)
3月になった。まっさらなクレジットカード。ここ最近は子ども関連の出費多し。子育て市場ってすごくて、課金すればいくらでも親の手間を取り除けるようにできている。救いであり、残酷な現実でもあるなと思う。
朝、まとまった時間があった。これまでiPhoneのメモに書き溜めていた日記用のメモをはてブに遡及でアップしようかなと思い、作業する。出産時のメモはボリュームがあって書きごたえがある。ついこのまえ産んだばかりなのに、もう懐かしい。そんな子どもは生後2か月になり、私の親稼業も満2か月となる。健康に成長しており体感では5kg以上ありそう。近所のスーパーで買っている米5kg袋より重い気がする。
大きめの散財をした。イッセイミヤケのBAO BAOというビニール製の高級おしゃれバッグにマチありの「CARAT」というタイプがあって、それの発売予定日が今日。ずっと欲しくてずっとずっと買い逃していたから、今回は絶対に欲しいと強く願い、オンラインストアに公開された瞬間に購入した。うれしい。育休で収入減なのにどうかしている。
散財ってセラピーだなと思う。去年は働くばかりであまりお買い物できていなかったし、ご自愛のためにまあいいやと思っちゃう。本気の、自分のための買い物をしていたい。
アメリカとイスラエルがイランを攻撃し、また戦争が始まった。散財してウキウキだった心が萎む。どんな言葉で、戦争が始まったこの悲しみを形容したらいいかよく分からない。時事ネタに言及するとき、「いい子ちゃん」とか「意識高い系」と思われることを最も恐れてしまうのは、小中学生までの私がそういった言葉で揶揄されてきたからだと(私自身は)思っている。ド田舎の公立校では、そういうやつはかっこ悪い存在だったのだ。道徳的で平和的なことを言うと内申点稼ぎの優等生仕草だと馬鹿にされていたあの頃、それらは私にとっていちばんの侮蔑だった。だって、本当に戦争は良くないと心の底から思っているからだ。どうにか、無血開城的な何かへ持っていけなかったのかな。
私は美術館の展覧会やなんかで作家の略歴をしげしげと読むタイプの人間なのですが、戦争が始まったときに作家が他国に亡命した記述に触れるたび、私の場合は逃げられるのか、逃げる先は、手段や財力はあるだろうかと、崖先に立った気持ちになったりします。今は美術館にいませんが、同じ気持ちです
— 八月 (@koseee_) 2026年3月1日
3月2日(月)
子どもが昨夜9時から朝5時まで寝た。こんなにまとめてくれるのは初めてでうれしい。しかし生活は乱れ、部屋が散らかり始める。よくない。

ちょっと前に、自分にとって好ましくない状況を少し放置すると一気にセルフネグレクトに繋がるという趣旨のツイートを見て、本当にその通りだなと感じる。でもですね、片づける元気がないんですよ。子どもが寝ている間にちゃちゃっと片づけるだけでなんですけどね。その時間を仮眠とか、ぼーっとすることに回してしまう。
今日は子どもが終始ご機嫌斜めで自分の時間はほぼ無し。いつも昼過ぎに飲んでいるコーヒーを、今日は21時にやっと飲めた。いい日と悪い日と繰り返しだ。

3月3日(火)
ひな祭り。子どもは男児のため我が家は関係なし。
早朝、子どもがミルクを飲んで寝ている隙に、バキバキに割れたままのスマホの保護フィルムを貼り替えた。こういうのは確かに、可及的速やかに対応したほうがよい。よく目に触れるものがボロボロだとげんなりするし、自分を雑に扱ってしまう。
頻繁に目に触れるものを劣化したまま放置すると一気にセルフネグレクトに繋がってダメ。たとえば指先のささくれとか、汚れたままの洗面台の鏡とか
— 八月 (@koseee_) 2026年3月2日
森,道、市場の出演アーティスト第二弾が発表されて行きたい気持ちが募ってしまい、精神衛生上よくない。チケットが手に入らない状況で寧ろ助かった心地。毎年、まだ夫が恋人だったころから、森道の3日間通し券を買って遊びに行くのがライフワークだった。今年は、まあ、参加は難しいなと考えている。赤ちゃんいるしね。
頑張れば3日間は無理でも、夫と分担して部分的には参加できそうだけど、そこまでしなくてもいいかな、と思った。私はライブにひとりで行ける人間だけど、フェスは単独ライブとは違うというか。多分、誰かと行って、ご飯食べながらしゃべったりして時間を共有したいんだと思う。演奏聴いてる以外の時間も含めてのフェスだし。お祭り要素ですよね。
3月4日(水)
朝10時から近所の病院で子どもの予防接種。この家を買った当時はまったく考慮していなかったのだが、徒歩3分の場所に対応可能な病院があって、安直に神だと思う。子供にとっては、生まれて初めての注射となる。
この病院には私も来たことがあり、先生も看護師さん達もすごく朗らかで、いい意味で郊外の小さな病院って感じ。子どもは皆さんにかわいいね〜、大人しいね〜お利口さんだね〜とチヤホヤされるくらいご機嫌で助かった。生まれて2ヶ月で場の空気に合わせるのが上手で逆に心配になる。これは私の悪い癖だが、あまりに順調に事が運びすぎるといつか反動で悪いことが起きるのではないか?と不安になる。そんな不安をよそに、針が刺される時だけはさすがの子どもも赤ちゃんらしくギャン泣きで、それはそれで安心した。
ついでに皮膚の薬も処方してもらって、隣にあるスギ薬局へ。処方せん受付の待合はガラガラなのにネット受付が多いのか20人待ちで「なんだそれ」と思わず声が出る。
帰宅して家事をしながらぼんやりワイドショーを観る。子供は副作用でだるいのか、とてもよく寝ていた。移住特集をやっていて、最近ほんとうに移住の話題が多いなと気づく。大体が東京都心から郊外へ行くことが前提で、都内で大きな犠牲を払わずに生きていくことが難しくなっているんだろうと考える。私も名古屋市内で求める家を買うことは困難と考え、郊外に家を買った。それでも転職せず、愛知県内で変わらず生活できるのだからまだいい方なのだろう。
生活が乱れつつある。明日は来客があるから部屋を片付けなければと思う。子育てと片付けは相性が悪い。

3月5日(木)
朝10時から自治体の赤ちゃん訪問的なやつ。市職員の看護師(助産師だったかも)と地域の児童委員的な人が来た。私の自治体では、妊娠中に母子手帳の交付を受けると5万円、出産後に赤ちゃん訪問を受けると5万円の育児支援金がもらえる。よく出来た仕組みだ。
育児環境や悩みの有無などをあれこれ聞かれる。こういう小さなやりとりの中に、親のヤバさや虐待の影がないか見られているんだろうなと感じ、ヘラヘラ無難な受け答えをしてしまう自分がかっこ悪い。その後赤ちゃんの身体測定を行なう。今日も子どもは終始「大人しいね〜」「お利口だね〜」とチヤホヤされており、行儀良く身体測定を終えた。ただ人見知りなだけかもしれない。
自治体の支援センターや各種育児イベントを紹介されるついでに、居住学区の未就学児のパパママが集まる月一サロンみたいなものを紹介される。ママ友づくりか〜。いよいよ親になった感が出てくる。私は社交は必要とあらば人並みにできる(と思う)が、コミュ障だし気にしいだから結構気疲れはする。とはいえ学区の集まりだし、後々子どもの役に立つんだろか。こういうところに行かないと得られない情報とかあるんだろうな。
午後になると庭に猫が来る。うれしい。予防接種で疲れたのか、子どもは心配になるほどよく寝ていた。

3月6日(金)
夫が休暇なので子どもの世話を任せて朝イチで内科へ。食前食後のグルコーステストをするためだ。
私は妊娠糖尿病だった。これは妊娠が原因でインスリン量が減少して糖尿病と同じ症状が出るもので、理屈上は出産することで治る。今回の通院は、理屈通り糖尿が治っていることを検査するためのもの。
検査は長丁場。まず検査前の採血をし、甘いサイダーみたいなジュースを飲んだあと、30分後、60分後、120分後にそれぞれ採血して血糖値の動きをみる。私も妊娠中にも同じ検査を行ったが、30分後も60分後も120分後もすべて異常値を叩き出し、どこに出しても恥ずかしくない立派な妊娠糖尿病となった。今度は、どこに出しても恥ずかしくない健康体に戻りたい。
検査を受ける間は安静にしなければならない(血糖値がぶれてしまう)から、ずっと待合室で拘束される。暇を持て余して確定申告の前準備をしていた。マイナポータルと連携すると源泉徴収票や医療費の情報が確定申告の画面で自動入力されるの便利。この時代に生まれてよかった。
4回血を抜いてフラフラだったから、帰りにロピアでサーモン寿司を買った。夜は牛肉のガーリックステーキを食べて糖も鉄分チャージもした。
採血4本やってきたのでこれくらいはね pic.twitter.com/1MhpBhgTcW
— 八月 (@koseee_) 2026年3月6日
赤ちゃんは終日比較的ご機嫌でずっとパヤパヤしていた。予防接種の体調不良も概ね終わった模様。
3月7日(土)
週末。育休で毎日が休みであっても、土日になると週末だという実感はまだあって少し安心する。いろんなことを消化していい週末にしたい。

朝、授乳しながらMETA TAXIを観た。アジカンのゴッチとかが屋の賀屋さんの回。META TAXIは、ヴァーチャルなTAXIに2名の出演者が”乗車”し、移動中に会話をするという設定のネット番組。YouTubeで観られる。ラジオ感覚で聞けて楽しい。
ゴッチの、憎まれ口叩くみたいな喋り方するのに真面目で礼節を重んじている性格が透けて見える感じもキャラクターとして好感を感じる。表現が難しいけれど、人によって態度を変えることがない、一貫して気難しいそうな人ってけっこう好き。ノエル・ギャラガーも同じ理屈で好き。ゴッチはいつ見てもゴッチしていて安心する。
それ以降は子どもが元気いっぱいで、世話をして、あやして…としていたら一日が終わった。夕方以降は特にぐずりっぱなし。思った通りにいかないのがケア労働だから仕方なし。
夜、夫がメルカリでディグった伝説の「プーメリー」が届く。歴戦の親御さん達から圧倒的な名声を勝ち取ってきた評判のメリー。試しに使うと弾けるような笑顔を見せ、やがて寝た。子育てに関しては、ベストセラーは本当に間違いないものばかりで素晴らしいなと思う。圧倒的集合知。
