金曜日。わざわざ仕事を休んで歯医者へ。予約のとれない人気の歯医者なんてやめたらいいのに、あまりにいい歯医者だから変えることができないまま、幼少期から20年以上同じ病院に通っている。数年前に奥歯にできた虫歯を治療したときに白い詰め物(保険適用)を入れて、それが劣化して欠けた。先月の定期検査で、「詰め物を交換した方がいいが、白い詰め物(保険適用)は劣化が早いから耐用年数が長いものを入れたほうがいい」と提案されて、歯形を取られた。詰め物交換はいいのだけれど、交換のその内容が、
・セラミックの詰め物(5万円〜)
・金の詰め物(5万円〜)
・銀の詰め物(6千円)
のいずれかというもの。自分のような一般人のほとんど見えない奥歯に5万円の金やセラミックを詰めるのが適切なのかどうなのか、わからなくなって、たぶん誰にも分からないのだけど、何となく自分に5万円は不適切な気がして、ちょっと悩んだ末に安価な銀の詰め物を選択した。
金やセラミックにした方が、詰め物の下で虫歯が発生する可能性も低いし丈夫だし、特にセラミックは見た目も自然だからいいのは理屈として分かるけれど、気持ちの問題として、5万円を高いと思ってしまった。前歯の詰め物だったらせめて頑張ろうと思えるのけれど。そんなこんなで選んだ小さな銀のかけらを詰めるのが今日だった。銀歯の似合うカッコいいBBAになろうと思う。
ところで、私は歯に詰め物いれたり銀歯被せたりすることよりも、未だに自分に虫歯ができたという過去のほうを受け入れられていない。結構引きずっている。真面目にちゃんと歯磨きしていたし、半年ごとに歯医者の定期検診へ行き、ずっと虫歯ゼロだったことが何気に自慢だったんだろうと思う。奥歯にできた虫歯がレントゲンにできて,それだけちゃんと歯磨きしても虫歯が防げない人がいるということもわかったのですが、それでも引きずっています。それでも定期検診していたことで奥歯を失わずに済んだのは良かったなと思います。皆さんも歯の定期検診にはぜひ行ってください。
午後は豊田市美術館に寄り『玉山拓郎:FLOOR』へ行った。気温が20度くらいあって天気が良い。


この展示というのが、美術館ないのいくつかの展示室をモノリスのような巨大な構造物が貫いているというもので、展示する作品が一つだけという異質なもの。よくわからない「何か」に貫かれた建物や空間そのものを楽しむといった趣のものだ。これが現実であることが不思議な感じというか、身体がその場から浮いてしまうような体験だった。普段は高台からのいい景色が見える窓もスモーク調になっていて、美術館全体に異様な雰囲気になっていてとても良かったです。




平日の休みはどこに行っても人が少なくて快適。用事がないと平日休みなんて取れないから、普段から積極的に休みたいなと思いました。