高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

凡クリスマス

 日曜日。クリスマス。夜勤明けの同居人は早朝に帰ってきたらしく、死んだように眠っている。コミックデイズで未読の漫画を読みながら静かに時間を潰し、頃合いを見て外出した。とりあえずケーキくらいは用意したいなと思ったのだ。

 栄駅で降りて歩いて向かう。名古屋という街は喫茶とかモーニング文化でお馴染みだが、その関係もあってか、ケーキ屋やパン屋も激戦区だ。街へ出るとコンビニくらいたくさんの店がある。そのほとんどを私は食べたことがない。今年も昨年と同じショコラトリーのケーキを買おうと思って早めに行ったけれど、予想に反して今年は全く混み合っていなかった。今年のイブ・クリスマスは土日。おそらく金土日で買う人が分散して、去年のような混み合いがなかったのだろう。目当てのものをスムーズに買えてうれしかった。

 自宅へ帰ってきて、冷蔵庫にケーキを安置。アジカンを聴きながらそのままスーパーへ向かう。久しぶりにアジカンを聴くとやっぱり好きだと思う。音楽って、その時代に生まれた者ししての好き嫌いを超えた必然のようなものがあると思っていて、自分にとっては、バンプアジカンがそうだなと思う。耳に入れずに生きてこれなかったというか。最近、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく」でアジカンの曲がフィーチャーされたと聞いて嬉しかった。選曲が渋いんだよな。

 近所の小さなスーパーにもクリスマス商戦が訪れており、高い生ハムやローストチキンやテリーヌがたくさん置かれていた。来週には信じられないくらいの数の子や高級かまぼこに置き換わるんだろうな。適当に数日分の食材を購入。その後は大掃除を少しずつ消化しつつ、夕方にモスバーガーで予約していたチキンを受け取りに行く。想定外に雨が降っていて難儀した。帰宅して同居人を起こし、なんとなしにクリスマスっぽい夕食を食べた。

 私も同居人も、年中行事に頓着のない家に育ち、自分達も頓着なく育っているから、正直クリスマスは割とどうでもよくて、クリスマスにかこつけて美味しいものが食べられればいいな、くらいにしか思っていない。ただ、頓着なく過ごしていると一年間の生活に季節感が全く生まれず、メリハリのないのっぺりとした時間になってしまうから、ふとした時に立ち止まるイベントがあるのもいいなと思うようになってきた。まあ、食べ物を食べることでしか立ち止まっていないのですが。モスチキン、久々すぎてすごく美味しかった。

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