日曜日。昨日の日記に書くのをすっかり忘れてしまっていたが、昨日は酷暑のなか友人夫婦の結婚祝いに外へ出ていた。最寄り駅からふたりが暮らす古くてかわいいアパートまでの道は、ただでさえ傾斜のきつい坂道なのに気温も相まってとても疲れていた。そこで過ごした時間はとても楽しいものだったのに。祝いに行ったつもりが、ものすごい気合いの入った料理にもてなし返しされていた。友人の旦那さんは、友人より8歳年上で研究者をしている人だ。おしゃべり好きで、ずっと気さくに話していてくれるからあまり年上だと感じなかった。初対面の人でもあまり緊張しないんだとか。天性だと思った。どんどん出てくるこだわりの料理を次々と平らげて、浦島太郎みたいに過ごした。その後帰宅してそのままぶっ倒れて眠っていた。次にパチリと目が開いたときには今日だった。
風呂に入り、体中にまとわりついた不快感のすべてを洗い流す。熱い湯を浴びれば、浴室を出たとたんに部屋の全部が涼しくて、チートを使って優勝したみたいになる。湯上りに自分の腹回りが気になってつまむ。加齢とともに、日常生活中の運動ではぜい肉が落ちなくなっていることを感じている。もう私は若い学生ではなくて、意識的に運動しなければ肉体を保てなくなってきているのだ。代謝も落ちている。いままでのようにはいかない、何か低い崖っぷちに立っている感じだ。そう思いつつ腹は減るから、昨日、友人夫婦に自分の誕生日プレゼントにもらったパウンドケーキをお供にコーヒーを飲んだ。ドライフルーツがたくさん入っていて美味しい。同居人もぺろりと食べていた。外は雨だ。
外はけっこうな勢いで雨が降っている。ベランダの内側にも振り込んでいたから、濡れてほしくない植物を移動させたりした。夏が苦手な植物は断水して休眠させているから、あまり濡れるのは好ましくない。ついでに伸びすぎた樹たちを剪定した。1年弱前にやってきた980円の格安エバーフレッシュは、毎月剪定をしないと巨木になりそうな勢いで成長し続けている。次から次へと新芽が出るのだ。写真に写っている少し黄緑の葉っぱはすべてこの10日間くらいで生えてきて芽だ。もはや芽ではない。
そんな新芽たちを容赦なく剪定していく。忍びないけれどすぐ伸びてくるからためらいなく切らなければいけない。広い敷地があったらいいものの、そうではないからあまり縦に横に伸びてもらうと管理できなくなってしまう。出来たら縦長の樹形にしたいから、横に伸びていきそうな枝をためらいなく落とした。小さめの樹形を保ったまま、幹を太くして丈夫にしていきたい。もうやっていることは盆栽趣味と変わらないんだよな。成長するはずの植物の根や枝を整理して小さいまま歳を取らせるのだから。ガチ盆栽がいかに高等テクの結晶化が身に染みる。
昼頃、注文しておいた酷暑対策のブツが届いた。塗ったところがスースーする冷感ジェル。毎年shiroのポンプタイプのジェルを使っているけど、今年はうっかりしている間に完売してしまった。夏前に完売はやめてくれ〜と思いつつ、転売対策とか生産体制の限界もあるだろうから難しいのだろう。今年はMARKS&WEBのものに代用した。こちらも冷んやり具合は同じくらいで、塗ったあとびっくりするくらいスースーする。お風呂あがりに塗ると悶絶して死ぬかもしれないくらい。shiroとの違いはハンドクリームの様な蓋を開けて塗る容器で、ペパーミントとハッカの匂いがする。
仕方ないから今年はこれで乗り切ろうと思う。もしかしたらこっちの方が気に入って乗り換えるかもしれないし。夏が本気で嫌いだけど、これのおかげで夏が幾分か過ごしやすくなる。
その後は日記を書いたり、仕事関係の勉強をしたり、今年の参議院選の予習をしたり、机の上の整理をしたりしていた。来週選挙だから早いものだ。大学時代、選挙が終わるたびに忙しいアピールなどをして「選挙行けなかったわ〜」とわざとらしく言い訳する友達がいて、申し訳ないが最高にダサいなと思っていたから、自分もダサくならない様にちゃんと行きたい。(信念あって選挙に行かないなら堂々とすればいいのにって思う。)デスク上の布陣はいつまで経っても決まらない。人生の方向性みたいなものだと思う。