土曜日。暑いがけっこう強い風が吹いていて、ここ数日の無風の酷暑に慣れてしまっていたからか同居人に「涼しいね」と言ってドン引きされてしまった。頭トチ狂ったかと思われたかも。元々ネジが足りないような人間だからよしとする。7時におきれたから気合を入れて水やりをした。桶に水を張って、活力剤(メネデール)入れて順番に水を与えている。ビカクシダは10分くらい灌水した。ビカクは常時ベランダに出していて、毎朝毎晩水をやっている。それでも朝にはすぐに乾いてしまうからたまにはたっぷり水をやる。今のところ元気そうで何よりだ。
植物の育て方をネットとかで見ていると「水だけでも育つ」という記載をよく見る。ああいうサイトは植物の世話といういかにもめんどくさそうなコンテンツに「そんなことないですよ、水だけでいいし簡単ですよ」とハードルを下げ、新規参入者を呼び込むための謳い文でもあるから仕方ないけれど、やっぱり肥料は大事だと思う。下の写真は2年以上前に買った白桃扇で、そのころの私は今みたいな植物沼どっぷり人間じゃなかったから本当に水しか与えてなかった。その結果が左の写真だ。まあ生きてはいるし新芽も出ていて健康なんだが、トゲの生え方はまばらだし、なんとなく色が悪いし、表面がシワシワだ。そして、適量の肥料と活力剤を与えたものが右の写真。明らかに面構えが違う。傾きかけだった株がしっかりと直立して、シワも無くなってぷっくりしている。
水だけでも育つというのは本当に言葉通りの意味しかなく、ただただ最低限、生きてはいけるという感じ。でも結局、病気にならないように健康に育てたいとか、花を咲かせたいとか、綺麗な姿を鑑賞したいとか思ったら当然栄養はいるんだよな。当然ちゃ当然だけど。鉢植えだと土がすぐ痩せちゃうから与えてやらないとだよね。なんか人間の話にも通じるところがございますが。最低限度の生活で生きていけるとしても、それが健康だとは限らない。美味しいものは食べたいし娯楽はほしいよね。同居人は一日中モンハンをしていた。平和な一日。