高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

体験としての蟹

 木曜日。朝の部屋が好きだ。同居人よりも私の方が先に起きるから、リビングの灯りは点けずにキッチンのみ電気をつけるのだけど、その時のリビング側の壁の青白さと、キッチン側の暖色の眩しさの対象がきれいで、部屋全体がひとつの証明になったみたいと思う。起床時に部屋がこんな感じになるのは秋冬の醍醐味だと思う。

f:id:hazukikose:20211105075050j:image

 ずっと欲しかったくるり琥珀色の街、上海蟹の朝』のレコードが再販されて、今日が発売日だった。今日はレコードの日と言われる日で、過去のレコードが復刻されたりする。優秀なAmazon配達員がちゃんと即日配送してくれたようだ。ホログラム加工でジャケットがきらきらしている。蟹が食べたい。蟹、実はちゃんと蟹らしい蟹を食べたことがない。蟹らしい、というのは、足の殻を剥いてぷりっと出てきた身を食べるみたいなことだ。私はこれまでサラダに乗ってる蟹のほぐし身とか、中華スープに入っているほぐし身しか食べたことがない。私にとっての蟹の体験はすべてほぐし身だった。

f:id:hazukikose:20211105075029j:image

 1時過ぎに寝た。明日で今週の労働が終わる。

 

(今なら定価で買えるので探していた人はおすすめですよ)