高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

わたぬき

 4月1日です。新年度の開幕です。四月一日と書いて「わたぬき」と読むんですよね。冬に着物につめた綿を4月1日に抜くから綿抜き。古くから時間の区切りとして意識されていた日付ということでしょう。私は昨年度の残務を抱えつつ、半ば無理やりに新年が始まったという感慨です。部屋は片付けが追いついていなくてくちゃくちゃですね。この写真はまだいいほうで、とても見せられない部分がたくさんある。週末になんとかするとして、とりあえずは新年度スタートとなる。羊文学の新譜を買って聴きながら仕事へ向かう。朝から多幸感でいっぱいになりそうな曲だ。

ラッキー

ラッキー

  • 羊文学

 同居人は今日から出向元に異動で、これからは通勤時はスーツだそう。それを楽しみにしていたのに、自分の方が家を出る時間が早過ぎてまったく拝むことができなかった。好きな人のスーツ姿を見ずに死ねない。

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 仕事。今日から新しい上司が来るわけですが、前評判通りニコニコしていて穏やかそうな人でよかった。機嫌が安定している上司が精神衛生上とてもいい。心の中で私のことをどう思ったって、嫌ってくれたっていいんです。表向きフラットに接してくれたら。こちらとしては話しやすいし報告もしやすい。周囲にストレスを与えない。ところで、前の上司よりも見た目がめちゃくちゃ若いけれど、前の上司よりもポジション的には上だから頭がバグってビビる。時が止まったように歳を取らない男性がこの職場には多い。ここはネバーランドなのかもしれない。

 今日も朝からバタバタで、初日からトラブル続きで疲弊。新上司にいろいろ説明しながらの業務で疲れるわけだけど、終始おだやかな上司だから平穏に過ごすことができた。それにもうひとりで勤務でないのはありがたい。ひとりで全てを回すのは能力的にも気持ちの面でも辛かった。よくぞ耐えた私。
 昼はやけくそにフレンチで焼いた鶏ももを食べた。自分にもお金を使ってあげないとなんのために働いているのかわからなくなってしまいそう。

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 9時ごろまで仕事をして退勤。同居人はすでに帰宅してごはんも済ませてしまったよう。私はなにも食べる気が起きず、ピザ用チーズを挟んだホットサンドを作って食べた。その後は家でリモートワーク。職場に残っていると、なんだかんだ電話がかかってきたりして仕事が進まない。家でやった方が効率的にできることもある。家でやっちゃうと残業代がつかないからよくないのだけれどね。背に腹は代えられません。

 1時ごろに就寝。つかれた。

 

(羊文学、進化していくのにいつまでも変わらなくて好き。変わらないように聴こえるということは、時代に合わせて目に見えない進化をしているから、いつ聞いても変わらないのだろうなと思う。努力の賜物だよな)