高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

ブルーカラー

  3月4日(木)。天気が悪い。小雨が降ったりやんだりなどする。

 本日のハイパーハード業務。やることが多すぎて頭がオーバーヒートしそうになる。配慮しなければならないことが、めちゃんこいっぱい。週末がほと遠い。

 午後からは他部署のヘルプに駆り出された。業務内容はこんな感じ。30人くらいが会議室に閉じ込められ、二人一組になる。手書きの元データと、それがリストに出力されたもの。二人組のうち、一人が元データをひたすら順番に読み上げ、もう一人がリストに正しく記載されているかひたすらチェックする。それを5時間ぶっ続けでやった。完全にブルーカラー

 数字の羅列の意味も、このリストが何に使われるかも知らない。ただ、リストが正しく記載されているかを確認するのがこの時間の自分たちに課せられた仕事で、それ以外のことを考えなくてもいい。機械でもできる仕事を、機械のように淡々とこなしていくだけでいい。それは、自分の脳みそを一切使わなくていいからとても楽であり、末恐ろしいことだなと思った。自分がいま何をしていて何の一端を担っているのか。それを疑問に思わないまま思考停止して、視野を狭くしてしまうのは、ゆくゆくは自分を苦しめることになるだろうと感じる。ただ、余計なことを考えずに、指示通り目の前のことをやればいいのは、思った以上に楽で快適だ。難しいことに頭を使わないのは心地よい。何事もそう思っちゃうことが危険だなと身を以て痛感。知らないということ、知らなくていいと思ってしまうことは怖い。だってブルーカラーを都合よく使いたい身分の人たちは、頭を使わずにのほほんと仕事している人を求めているはずだから。私は辛くても苦しくても自分の頭で考え続けたい。これは労働に限ったことではなくです。

 21時前に帰宅。同居人不在により、欲望の塊みたいな食事を済ませた。

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 23時前くらいに同居人帰宅。早めに終われたらしい。『チェンソーマン』の最新刊を買ってきてくれた。これで第一部完結らしい。私はこの漫画が好きだけれど、これが大衆ウケするのが不思議な気分。結構グロいし。『進撃の巨人』や『東京喰種』にも同じことが言えるけれども、サブカルチャーであるはずのものが大衆ウケしていて不思議な世の中だな。サブカルっぽいものを好きであるということ自体が一つのファッションとして成り立っているような気がする。不思議だね。

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 疲れ果てて0時過ぎに就寝。明日が終わればなんとか週末。生きねば。

 

(呪術廻戦よりもチェ派です…)