高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

有休消化の日(はじめての心療内科編)

 11月17日(火)。晴れ。年休消化の日。昨日無理やり取得した休み。お陰で年休5日取得の義務を果たすことができた。
 今日は非常に暖かく、洗濯物がよく乾いた。肉厚のパーカーなんかは乾きにくいからとても助かる。朝は普通に起きて、仕事の恋人を送り出し、溜まっていた洗濯物をすべてやっつけた。

 最近、精神的に安定しておらず、遂に恋人に病院行ったほうがいいよと諭されてしまった。恋人はそういうことには理解のある人だ。かくいう私はずっと通院を拒否していたけれど、どうにもこうにも調子が悪い。こんなことは人生において初めてなので、恋人を日々困らせてだんだん申し訳なくなってきた。
 ということで、午後イチで恐る恐る人生初めての心療内科に行った。一度行っておけば恋人も納得するだろうという算段だ。受付でQLコードを渡されて、「当院はウェブ問診票ですのでスマホでご記入ください」とのこと。先進的で驚く。今はこんな感じの病院も増えているのだろうか。

 ツーブロックでワイルドな先生に診察いただく。先生からは、うつ症状が見られると言われ、抗うつ剤の仕組みについて説明されて、投薬に抵抗はないか、薬を飲むなら漢方薬か西洋の薬がいいかを聞かれた。こだわりはないので西洋の薬にした。そうすると1日1回の服薬で済む。
 そんなことより心中は、えええこの私がうつですか? こんなに普段ハッピー野郎なのに?…という感じ。ツーブロック先生からは、診断書はいつでも出せるから、職場に配置換えを促したり、休職するという選択肢も検討してほしい、と言われた。人手不足で現実的に厳しいので、通院でなんとかしたいというこちらの希望を話し、心電図と採血をして終了。1時間強だった。呆気ないものだ。処方箋を出してもらい、半分に割った、驚くほど小さな錠の抗うつ剤を処方箋された。ここから少しずつ量を増やしていくのだという。

 病院は終始混み合っており、ここにいるみんなが色々悩んでいることを考えると、とんでもない時代だなと思う。
 帰宅後は血を抜いたせいか、慣れない通院のせいか、疲れ果ててスライスチーズを1枚食べてとりあえず昼寝をした。1時間ほど寝て、散歩をした。気がつくとそこらに落ち葉があって、これまで全く視界に入っていなかったことに驚いた。

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 ともあれ、今日は朝から無理なく起床し、無理なく家事をこなし、昼寝を挟みつつ、ゆっくり時間を過ごすことができた。ゆっくり過ごすことのQOLの高さにたじろぐ。普段の土日休みは買い出し等の予定を詰め込みすぎて結局忙しく、何もしない時間もある休日は久しぶりだった。

 明日からは仕事。今日もまた深みのある人間に近づいた気がする。平日を乗り切れば三連休だから、焦らずにほどほどに頑張りたい。