高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

2022-01-01から1年間の記事一覧

極力ネタバレしないジブリパークレポ

この記事について 2022年11月1日から開園するジブリパークの3つのエリアのうち「ジブリの大倉庫」の内覧会のレポです 赤ちゃん連れの友だちと行きました。その辺りの視点のことも若干書いてあります 公式サイト、公式SNS、各種メディアに出ている情報以外は…

祝日雑感

月曜日。三連休最終日。今日がなんで祝日なのか分からずにカレンダーを開いたら「スポーツの日」とある。スポーツ、というより体育が何よりも憎いと思っている私らしい無関心ぶりで我ながら感心する。 自宅にある南アフリカ原産のカタバミの葉がどう見てもク…

コスパ

夕方、出先から帰宅したら見覚えのない大きな塊根植物があって腰を抜かした。なんだこれは。 同居人が買ってきたのだろう。パキポディウム・グラキリスかなと思ったけれど、葉の感じとかなんとなくちょっと違いそう。近縁かもしれない。屋内の小さな草に混じ…

生活下手

土曜日。三連休をおだやかで充実したものにするのだ、という決意を胸に朝7時から活動を始める。朝が早いと一日は長い。私にとっての一日とはすはわち活動時間のことだ。胃の中身がぜんぶ出てしまいそうな眠気を抱えつつも、眠ってなどいられない。朝から洗濯…

逡巡を終わらせたい

火曜日。急速に季節が変遷している。朝は想定外に肌寒いし、昼になるとなんだか暑苦しい。一年のうちに「真にちょうどいい気温の日」は数日しかないこの国で、今年も秋もその貴重な数日が行方不明のまま冬になってしまいそうだ。昨日職場でもらった柿を食べ…

家主を聴きにSOCIAL CASTLE MARKETへ行った

日曜日。今日は名古屋城で行われているイベントに行くことにした。私と同居人がすきな家主というバンドがライブをする予定なのだ。本当は午前中から行くつもりだったけれど、アマゾンの再配達を今日の午前中に指定していたから諦めた。運送屋の皆さんには常…

秋を信用してはだめです

10月1日。朝起きると夕方のような日差しで、ああ、秋だなと思う。いつも同じ時間に起床していると定点観測のように、起床時の窓の外の明るさとか暗さとかの変化に季節の移ろいを感じる。 いつもの週末であれば正午近くまで起きてこない同居人も7時には起きて…

予防線

日曜日。7時に起きて水やり。エアープランツから根っこが伸びている。私よりも生きる意欲が強い。 同居人がかわいそうなことに仕事のため、一緒に起きて一緒にコーヒーを飲み、そして送り出した。私は10時から個人情報保護士の資格試験。隅々まで勉強をした…

中庸

金曜日。今月二度目の連休一日目。こうも連休が続くとだんだん働くことから遠ざかり、本当に働けなくなってしまいそうで怖い。連休明けの労働の反動といったら言葉では言い表しがたい苦痛をともなう。私の好きなバンドのスピッツは、普通の社会人のように年…

永井玲衣「水中の哲学者たち」を読みました

「水中の哲学者たち」は、身近な哲学についてのエッセイ。著者はあらゆる場所で哲学対話をおこなっている研究者で、このエッセイはその哲学対話を通して考えたあれこれや、著者が哲学を学ぶに至ったルーツ的な話などがユーモアを交えながら書かれていて、と…

「休息日」としての「休日」を取り戻す

日曜日。三連休の真ん中。いよいよ台風の影響で風が強まってきて、ベランダに置いてある鉢が倒れて土がこぼれるなどした。時折思い出したように強い横殴りの雨がたたきつける。洗濯物など到底干せたものではない。 愛知県は因果な土地で、過去には伊勢湾台風…

台風前夜

土曜日。この三連休は台風の影響を否応なしに受けそうだ。日本全国の三連休がない人々の怨念が台風となりこの国に上陸したような、そんな執念深さを感じる。今回の台風は大型で強い勢力らしい。まだここ愛知県では風が少し強いくらいで雨は降っていないけれ…

近況つれづれ

火曜日。ランポー玉の花が咲いた。ガーベラのようなかわいい花だ。うれしい。 相変わらず元気をそがれる前から既に疲れている実感があって、日々、張り合いがないな、と思いながら出勤している。この張り合いの無さを、身バレしないように言語化するのはひど…

真面目に生活してはダメです

10日。ランポー玉が3・4・5稜とみっつ揃った。かわいい。存在しているだけで素晴らしいと思う。 気合いを入れて家事をしていたら1日終わってしまった。平日と同じ時間に起きてベランダ掃除して、洗濯物取り入れて洗濯機回して干して、昼ごはん作って食べ…

前提ありの豊かな日々

火曜日。暑さが苦手で夏の間は休眠していた多肉植物が目覚め始めて、秋が近づいていることを実感した。この植物は日本の過酷な暑さが苦手で、夏は多湿になり腐りやすくなるため、水を一切あたえずに休眠させる。表面は皮がカリカリに干からびてしまうが、よ…

実現は史実から大幅に遅れてくる

月曜日。AIでイラストを生成することへの是非が世間で話題になっていて、個人的にも興味のある話題だから興味深く追っている。入力したテキストを元に絵を作成してくれる「midjourney」のような英語AIが話題だったけれど、先日発表された、絵の特徴や個性を…

5日働いたら2日仮出所できるタイプの監獄

日曜日。疲れがたまっていたのか、昨日はほとんど臥して一日を終えてしまった。目まぐるしく変わる天気のせいなのか労働に疲れ切ってしまったせいか、我ながらとにかく元気がなかった。あまりの様子に、同居人に「実は無症状でコロナに罹っていて、怠いのは…

弱った格安ビカクシダをいい感じに育てたい

ディープなほうの園芸にハマると避けて通れないのがビカクシダ(コウモリラン)だ。ビカクシダというと「なんか板に取り付けて壁に飾る高価なよくわからない草(?)」みたいなイメージがあるんだろうけれど、最近ではその辺のホームセンターでも1,000円以下…

月末徒然

水曜日。そして月末。今週に入ってからとても怠い。台風の影響なのか急激な寒暖差のせいなのか、ネットを見る限り多くの人が凄まじい気怠さを感じているようで心底安心した。8月末から朝晩が涼しくなって、人間(主にわたし)は寒暖差にやられているが植物た…

いい買い物観をアップデートしたい日々

金曜日。盆休み明けの、特段激務でもない一週間をただ終えただけで疲れ果ててしまった。PCの前に座り続けるだけで筋肉を使うのだと思い知らされる。そして日に日に加齢を知る。私という肉体は、放っておいても元気だったものから、努めて元気を維持しなけれ…

人生悲観は痩せる

水曜日。朝から天気がすこぶる悪い。すぐ遠くの景色が霞むくらいの土砂降り。気づいてみれば今朝は寝起きが悪かった。年々、日々の気圧に体調を支配されていく感じが正直とても嫌だ。抗っていたいと思う。 仕事。わたしは仕事において年収よりも社会的情景よ…

守銭奴的盆

日曜日。長めの盆休みは終わり、来週からフル出勤になる。明日からの労働を考えると辛いから努めて何も考えないことにする。先のことに過度にくよくよしすぎるのは良くない。そうわかっていても、「努めて」考えないようにしなくてはいけないこと自体が、私…

鶏のささみのカリカリ

食材が高い。スーパーに行くたびに、もはや何を食べろっていうのだと思う。少し怒れてくる。お肉はもちろん高いし、魚も「牛肉か?」ってほど高い。分厚い鮭の切り身が食べたいし牛肉のしぐれ煮が食べたい。でも生活は続いていくから、衝動で高い食材に手を…

見えているのに見えてなかったこと

水曜日。今年の盆休みは同居人とほとんど被らなかったが、今日だけは唯一休みが重なった。日帰りだと行ける所も限られてくる。今日はおとなり静岡県の掛川花鳥園へ行くことにした。愛知県にはわかりやすい観光資源が少ない。隣接県の観光スポットは適度な距…

PLAN75を観ました

火曜日。お盆休みは続く。同居人は普通に仕事だから日中は私の自由時間だ。ここ一年はあまり自分の時間がない生活をしていたから、いきなりまとまった一人の時間が目の前に現れると、真っ白な紙を渡され「自由に描いていいよ」と言われたみたいで戸惑い、結…

どれも同じ

日曜日。10時頃に目が覚めて、しばらくぼうっとして、30分くらい経ってから思い出したようにコーヒーを淹れ出した。同居人は帰省中のため一人。自分ひとりのために用意する食事や飲み物ほど面倒なものがないのだった。どちらかといえば尽くすタイプなんだろ…

ネットの人に会いに行くこと

土曜日。私が住む名古屋市にも台風が近づいてきているはずだが朝からよく晴れていて拍子抜けする。愛知県というのはなかなか因果な地域で、強い台風が来て激しい雨が降るという前評判があればあるほど予想に反してそう大したことがなかったりする。私の子供…

部屋作りの記録4

久しぶりの部屋作りの記録です。早いもので前回から200日強が経つらしいですが、あれから結構いろいろと散財しましたので、その話でもします。前回の記事はこちら。 寝室を少し模様替え 寝室にテレビと台座があったのだが、あまり活用できていなかったため同…

山の日

木曜日。山の日。飛び石連休。世間はすでにお盆休みの空気が漂っており、バスも電車も空いている。私は私で、お盆に実家へ帰るべきか、帰るにしてもいつ、どのくらい滞在しようかで考えあぐねており、まだ実家に連絡さえしていない。同居人はお盆や年末年始…

宇佐見りん「くるまの娘」を読みました

宇佐見りん「くるまの娘」を読みました。 デビュー作の「かか」を読んだときに、強烈な母娘の物語だったから、そういった逃れられない血縁の呪縛というか、理屈で割り切れない関係に関心があるのだろうと思っていたけれど、今回の作品はそれがわかりやすく出…